BLOG API連携で業務効率化できるメール配信システム12選比較と選び方 コラム・TIPS メール配信システム HOME ブログ コラム・TIPS API連携で業務効率化できるメール配信システム12選比較と選び方 API連携で業務効率化できるメール配信システム12選比較と選び方 UPDATE:2024/09/13 目次 コラム・TIPS メール配信システム この記事をシェアする 記事トップ API連携のメール配信システムは、本格的なメールマーケティング環境の構築に欠かせないサービスのひとつです。 API連携のメリットは、自社システムとメール配信システムを連携させることで、顧客管理の自動化やメール配信で得られた結果を効率的に分析できる点にあります。 自社の要件に合った製品を選ぶことで、業務コストの削減だけでなく、より効果の高いメールマーケティングが可能です。 この記事では、API連携可能なメール配信システムの紹介と選び方を解説します。 メール配信システムとAPI連携のメリット API連携のメール配信システムとは、自社システムとの連携によりメール配信を自動化し、効率的なメールマーケティングを実現するサービスです。 顧客データベースやCRMツールとシームレスに連携することで、配信リストの自動更新や配信結果の分析など、高度な機能を活用できます。 次に、API連携のメリットについて以下の点を紹介していきます。 顧客情報の自動同期で手間を削減 メール配信の自動化で大量配信も簡単に 配信結果の自動取得でデータ分析の精度向上 顧客情報の自動同期で手間を削減 メーリングリストを自社で管理する場合、新たな顧客情報を追加するには手作業で入力する必要があります。 しかし、API連携可能なメール配信システムを導入することで、顧客データベースからの情報を配信用リストに自動的に流し込めるため、リスト管理の手間が削減できます。配信停止リクエストや、住所変更といった情報変更も自動同期できるので、誤配信によるクレームや入力ミスのリスクがありません。 既存システムとの連携を行えば、作業時間を短縮できるだけでなく、より正確で信頼性の高いメール配信を行うことが可能です。 メール配信の自動化で大量配信も簡単に 無料メールシステムの場合、1日のメール配信には上限が定められています。そのため、大量配信を行うにはアカウントや配信日を分散して配信する必要があります。 一方、API連携機能を有しているメール配信システムでは、要件に合わせた上限の契約が可能です。契約によっては送り放題のものもあります。すでに運用している自社の配信用リストと同期するだけで、上限を気にすることなく大量配信できます。 また、顧客の特定アクションに対して、スケジュールされたメールを配信することや、顧客一人ひとりにパーソナライズしたメールを自動送付することで開封率を高められます。 配信結果の自動取得でデータ分析 の精度向上 メール配信システムを用いることで、送付したメールのクリック率やコンバージョン率といった顧客の反応をデータとして蓄積できます。たとえばA/Bテストのように異なる文面や配信条件のメールを送付して効果測定を行い、顧客ニーズの可視化ができます。 このようにメールマーケティング機能を利用することで、顧客の属性に合わせたメールの送り分けや関連性の高いコンテンツを提供しやすくなります。 また、受信者に届かないアドレスを含んでいるメールを配信した場合に、メール配信システム側で配信エラーが発生したメールアドレスの情報を取得し、自動的に配信抑制をしてくれる機能もあります。 おすすめのAPI連携可能なメール配信システム12選 次に、おすすめのAPI連携可能なメール配信システムについて以下の12サービスを紹介していきます。 Mail Publisher SendGrid ベアメール アララ メッセージ WEBCAS e-mail 配配メール blastengine Benchmark Email Mailchimp Cuenote SR-S Zoho Campaigns さぶみっと!メール配信 【2024年】メール配信システムのおすすめ比較ランキング15選!一斉送信サービス一覧 Mail Publisher 連携のしやすさ ○様々な外部ツールと連携可 機能性 ○大量配信やマーケティングに関する機能が充実※一部オプション機能あり 初期費用 要お問い合わせ 月額費用 要お問い合わせ Mail Publisher Smart Editionは、エンバーポイント株式会社が提供するファイルベースのメール配信システムです。 会員データベースを持たないため、シンプルで高い操作性を持っています。また、設計段階から「システム連携」をコンセプトに開発されているため、外部ツールとの連携が行いやすいのが特徴です。さまざまなツールと組み合わせることで、高機能な本格的メールマーケティング環境を容易に構築できます。 メールマーケティングの黎明期より20年以上培ってきたメール配信のノウハウを持ち、「4,100万通/時」の配信性能と、送信先ドメインに最適化した細やかな送り分けを実現しています。 導入時や導入後も手厚いサポートが受けられるのもポイントです。ご利用時の質問対応はもちろん、導入時のオンボーディングや、課題に合わせた運用支援・コンサルティングまで、ノウハウを持った専門家がしっかりご支援します。 Mail Publisherはセキュリティ対策にも力を入れており、定期的に外部ベンダーによる脆弱性診断を実施するなど、あらゆるセキュリティ事故のリスクを軽減させるよう努めています。セキュリティ要件の高い金融機関や、大量の個人情報を扱う大手企業からの導入実績があり、安心して利用できるでしょう。 SendGrid 連携のしやすさ ○メール送信APIは数分でシステム連携可 機能性 △廉価版は機能制限あり 初期費用 0円 月額費用 Free 0円~Essentials 3,000円~Pro 14,000円~ アメリカ企業のTwilioが提供するSendGridは、クラウド型のメール配信サービスです。全世界で8万社が採用するグローバルな配信サービスで、月間1,000億通以上の配信実績があります。 クラウド型サービスのため、アカウントを作成するだけで即日メール配信が可能になり、コストのかかるメールサーバーの構築は不要です。 SendGridは、送信ドメイン認証や自動バウンス処理、固定IPアドレスのように、メール到達率を高めるためのさまざまな機能を標準搭載しているのが特徴です。 メール通数や機能に応じてプランが細かく設定されているため、あらゆる規模のビジネスに応じて送信量を拡張できるスケーラビリティを有します。 ベアメール 連携のしやすさ ○API・SMTP連携が可能 機能性 △HTMLメール作成機能なし 初期費用 50,000円 月額費用 メールリレーサービス5,000円~(10,000通) 迷惑メールスコアリング9,000円~ ベアメールは、株式会社リンクが提供する、クラウド型のメール配信サービスです。 ベアメールの特徴は、メールリレーサービスと、迷惑メールスコアリングの2つの機能を兼ね備えている点です。メールリレーサービスとは、送信元と送信先との間で他のサーバーを中継する仕組みのことです。通常のサーバーを使うより高い到達率でメール配信を提供でき、予約確認や重要なお知らせなど、顧客に確実にメールを届けたい場合に有効です。 また、迷惑メールスコアリングでは、メールが迷惑メールになってしまう可能性をテストすることで、主要キャリアへの到達度を診断、改善策の提示ができます。 導入にあたって手厚いサポートが受けられるのもポイントです。ヒアリングからトライアル/デモを経て本契約に移行し、利用中も継続的に到達率の改善に関するサポートがあるため、メール配信サービスの効率化が実感できるでしょう。 アララ メッセージ 連携のしやすさ ○豊富なAPIでエンジニアの工数を削減 機能性 ×配信状況を確認できる管理画面がない 初期費用 要お問い合わせ 月額費用 9,500円~(50,000通) アララメッセージは、アララ株式会社が提供するクラウド型メール配信サービスです。 「100万通/時」を配信できる処理能力を持ち、送信先ドメインごとに自動的にチューニングを行うため、高速かつ到達率の高いメール配信が可能です。 また、プログラミング知識不要でHTMLメールを作成できる「HTML簡単モード機能」が搭載されています。直感的な操作で活用できるほか、メルマガ用に150種類以上のテンプレートが用意されています。 ほかにも国産サービスならではのサポート体制が充実しており、15年以上の運営実績からメール配信に関するあらゆる問題を幅広くサポートしています。 WEBCAS e-mail 連携のしやすさ ○既存データベース・他システムと連携可 機能性 ○セグメント別配信やターゲット抽出配信機能が充実 初期費用 3万円~(ASP型) 月額費用 1万円~(ASP型) WEBCAS e-mailは、株式会社WOW WORLDが提供するメール配信サービスです。 「1,000万通/時」の高速配信が可能で、One to One配信機能や、HTMLエディタを搭載しています。One to One配信機能とは、CSVリストに「性別」「年代」といった項目を設けることでユーザー別にパーソナライズしたメールを配信できる機能のことです。メールコンテンツの一部をブロック単位で作成し、属性や条件ごとに組み合わせることで、顧客一人ひとりに合わせたメール配信が可能となり、開封率上昇に繋がります。 また、WEBCAS e-mailではクラウドサービス型とパッケージ型2つの方式で提供していることも特徴です。 配配メール 連携のしやすさ ○CRMや名刺管理ツールと連携可 機能性 △料金プランによって機能制限あり 初期費用 要お問い合わせ 月額費用 要お問い合わせ 配配メールは、株式会社ラクスが提供するクラウド型のメール配信サービスです。 配配メールでは迷惑メール判定を防ぐ為に複数IPアドレスでの分散配信、エラーアドレスの徹底的な管理によって受信ブロックを回避し、高い到達率を実現しています。 また、ドラッグ&ドロップで画像や文字の配置を変えるだけで、デザイン性の高いHTMLを作れるシンプルなエディタ機能を搭載しています。ほかにも、メール配信直後から確認できる効果測定やひと目で分かる改善ポイントの洗い出しによって、誰でもかんたんにメール配信効率を向上させることが可能です。 4つの料金プランがあり、配信業務の効率化や商談獲得支援といった目的に合わせて最適なプランを選べます。 blastengine 連携のしやすさ ○開発者向けにAPIドキュメントとライブラリが充実 機能性 ×機能はAPI連携とSMTPリレーのみ 初期費用 要お問い合わせ 月額費用 3,000円~(10,000通) blastengineは、株式会社ラクスライトクラウドが提供するメールリレーサービスです。 blastengineは配信に特化したサービスであり、機能もAPI連携とSMTPリレーのみです。よって、自社のシステムに修正を加えることなく高性能なメールインフラを構築できます。運用・不具合対応はベンダー側で行われるため、配信環境の維持にエンジニアリソースを割く必要がありません。 姉妹サービスであるblastmailがもつ20年以上の配信ノウハウを基盤としているため、大量のメールを高速配信することが可能です。 システム連携に特化したメール配信システムのため、メール作成から配信、効果測定まで行うメール配信サービスとは用途が異なる点に注意しましょう。 Benchmark Email 連携のしやすさ ○RESTful APIを公開しており、自社システムとの連携環境の開発が可能 機能性 ○高性能なHTMLエディタ、AI文章作成アシスト 初期費用 要お問い合わせ 月額費用 2,100円~(7,500通) Benchmark Emailは、株式会社ベンチマークジャパンが提供するメール配信サービスです。 プロのデザイナーが作成した500種類以上のHTMLデザインテンプレートがあり、画像や文字をドラッグ&ドロップするだけでおしゃれなHTMLメールの作成が可能です。またメールエディタから直接画像編集や、AIによるスマートデザイン機能を搭載しており、手軽な操作でイメージ通りのデザインを作ることができます。 また、A/Bテスト機能により、検証結果に基づいた自動メール配信が可能です。デザインや件名、配信時間など、さまざまなテストオプションを活用することで、効率よく改善点の洗い出しができます。 Mailchimp 連携のしやすさ ○300種類以上の外部ツールと連携可 機能性 ○高機能だが日本語サポートなし 初期費用 要問い合わせ 月額費用 1,150円~(Essentials) Mailchimpは、アメリカに本社を構えるロケット・サイエンス・グループが提供しているメール配信サービスです。全世界で1300万以上の企業や事業主に利用され、世界的に有名なソフトです。 管理画面がシンプルで分かりやすく、テンプレートも用意されているので直感的な操作でメール配信が可能です。また、メールマーケティング機能にも優れており、ShopifyやGoogle Analyticsといった外部ツールと連携してeコマースやキャンペーンデータから強力なインサイトを引き出せます。 現在ベータ版が公開されているAIグロースアシスタントでは、顧客のパーソナライズやマーケティングを自動的に行ってくれるため、メール配信業務効率の最大化を目指すことができます。 なお、インターフェースはすべて英語表記のため、日本語表記で操作することはできません。 Cuenote SR-S 連携のしやすさ △API連携で配信ログ取得可 機能性 △メールリレー機能に特化 初期費用 150,000円 月額費用 75,000円~ Cuenote SR-Sは、ユミルリンク株式会社が提供するメールリレーサービスです。 メールリレーサービスとは、自社のメールサーバーに代行してメールを送信するサービスのことです。自社のメールシステムの送信先を変更するだけで、「340万通/時」の配信実績をもつ高速・大規模な送信能力を手に入れることができます。 また、セキュリティ対策にも優れており、自社のシステムでDKIM認証が付与されていなくてもCuenote SR-S側でDKIM認証を付与できる仕組みや、TLS暗号化したメールを配信することができます。 Zoho Campaigns 連携のしやすさ ○主要な外部ツールと連携可 機能性 △料金プランにより機能制限あり 初期費用 要お問い合わせ 月額費用 480円~(スタンダード) Zoho Campaignsは、ゾーホージャパン株式会社が提供するメール配信サービスです。 Zoho Campaignsの特徴は、シンプルかつ低コストでメルマガ配信や一斉メール送信が可能な点です。スタンダードプランは月額払いで480円から利用可能で、メール配信数は無制限。メールリストが小規模な段階から配信業務の効率化を目指せるため、中小企業や個人事業主で活用が期待できます。 また、低コストでも必要な機能は備わっています。豊富なテンプレートからHTMLメールを簡単に作れるHTMLエディタや、ステップメールのフローをドラッグ&ドロップで作成できるなど、知識がなくても迷わずに利用できるのがポイントです。 さぶみっと!メール配信 連携のしやすさ ×データベース連携はオプション料金がかかる 機能性 △基本機能は揃っている 初期費用 0円 月額費用 990円~(ライトプラン) さぶみっと!メール配信は、株式会社イー・エージェンシーが提供するメール配信サービスです。 メール一斉配信や読者管理を低価格で実現できるため、特定の顧客に向けたメルマガ配信や企業内の通知といった小規模なメールインフラを効率よく構築できます。一方で、データベース連携が基本機能に含まれておらず、メールマーケティングも開封率やクリックカウントのような基礎的な機能しか揃っていない点がネックです。そのため、本サービスだけでは本格的なメールマーケティング環境を発展させていくことは難しいでしょう。 全てのプランで初期費用が無料のため、低コストでシンプルな機能を求めている場合におすすめのメール配信システムです。 API連携可能なメール配信システムの選び方 ここでは、API連携可能なメール配信システムの選び方について以下の点を紹介していきます。 自社システムとの連携の容易さをチェック 必要な機能を備えているか 導入コストとランニングコストを比較検討 自社システムとの連携の容易さをチェック メール配信システムを利用するにあたって、自社システムとの連携は不可欠です。CRMや名刺管理ソフトとAPI連携できれば、顧客情報をCSVデータで自動的に移行させられるため、リスト管理の手間を削減できます。一方で、システム連携に制限があると、メール配信システムの導入や顧客管理に膨大なコストがかかってしまいます。 製品の導入にあたっては、自社のデータベースとの連携が容易か、使用しているECシステムやレコメンドシステムに対応できるかを確認する必要があります。 必要な機能を備えているか メール配信システムは製品ごとに特徴が異なるため、自社の用途に沿った機能を備えているかをチェックすることも重要です。 メールの文面やデザインが決まっていない場合、高機能な「HTMLエディタ」があると、デザイン性の高いメールの文案を作成できます。 また、新規顧客の開拓が目的であれば、A/Bテストや開封率といった「効果測定」、レポート分析に基づく高度な「パーソナライズ機能」を備えた製品を利用すると、効果的なメールマーケティング環境の構築が期待できるでしょう。 メールを確実に顧客の元に届けたい場合は、「送信ドメイン認証」や「分散配信機能」によってメール不達、迷惑メール対策を備えているかを確認する必要があります。 大規模なメール送信や、メール配信に時間がかかるといった問題は、各製品の送信能力に着目して選ぶと良いでしょう。 導入コストとランニングコストを比較検討 メール配信システムには、トライアルやデモ版が用意されている製品があります。導入を検討するにあたっては、実際の製品を使って自社の用途に合致しているか事前テストを行い、使い勝手をチェックしましょう。 メール配信システムは、登録者数や月間のメール配信通数によって使用料金が大きく変動します。現在の状況はもちろん、将来的な配信規模の拡大に合わせてランニングコストが予算内に収まるかを確認することが重要です。 また、メール業務担当者のスキルや専門性に応じて、ベンダー側のサポート体制が充実しているかをチェックする必要があります。24時間365日体制のサポートや、改善策の提案をしてくれるコンシェルジュがいるサービスであれば、メール業務の負担軽減に繋がります。 まとめ:API連携でメール配信業務を効率化しよう API連携可能なメール配信システムを導入することにより、顧客情報を自動管理、配信業務の効率化、配信結果の分析といった多くの効果が期待できます。 メール配信システムにはそれぞれ独自の強みがあるため、自社システムとの連携のしやすさ、配信通数の拡大、メール不達の解消といった目的に沿ったサービスを選ぶことが重要です。 上記のようなスムーズなAPI連携や大量配信・到達率の改善といった、総合的な性能にこだわりたい場合は、Mail Publisher(メールパブリッシャー)の導入をおすすめします。 公式サイトはこちら RELATED 2024/08/27 Gmailで一斉送信する方法を徹底解説!グループ作成やCc・Bccの使い分けも紹介 コラム・TIPS メール配信システム 2024/08/22 SFAとは?意味や営業活動を変革する最強ツールを徹底解説 コラム・TIPS マーケティングオートメーション 2024/08/22 クロスSWOT分析とは?やり方や事例、フレームワークの活用方法を徹底解説 コラム・TIPS 分析 記事一覧 ブログトップ TAG メールマーケティング メールコミュニケーション クリエイティブ メール配信システム マーケティングオートメーション SMS メルマガ 戦略立案 オペレーション 効果検証 分析 開封 コンバージョン LTV アプリ開発・運用 セキュリティ SERVICE Mail Pulisher Smart Edition 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