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SMSには文字数制限がある!メリットや送信サービス選びのコツを紹介

SMSには文字数制限がある!メリットや送信サービス選びのコツを紹介

SMSには文字数制限がある!メリットや送信サービス選びのコツを紹介

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SMSは電話番号だけでメッセージを送信できるサービスです。2019年9月には、文字数の制限解除によって送信できる文字数が多くなりました。

そこで本記事では、SMSに注目する方向けに機種ごとの文字数やメリット、デメリットなどを紹介します。

SMSの文字数制限とは何?

電話番号でメッセージのやりとりができるSMSには、文字数制限が設定されています。現在はその制限が拡張され、誕生当初よりも長文でメッセージを送信することが可能になりました。

ここでは、文字数の変化や料金の違いなどに分けて、SMSの文字数制限について解説します。特徴を知らないまま運用してしまうと「長文で送信できない」、「思った以上にコストがかかる」といった事態になりかねません。

特徴を理解したうえで、上手く活用していきましょう。

2019年9月に変更となった文字数制限

誕生当初、SMSに使用できる文字数は最大で70文字でした。その後、利用者数の増加から同じキャリアであれば長文でも送信することができるようになりましたが、違うキャリアだと文字数に変化はなく、長文での送信はできませんでした。

しかし、2019年9月に行われた仕様変更によって、キャリアの別なく最大670文字までのメッセージを送信できるようになったのです。ただし、文字数が拡張されたといってもまったく制限なしで送信できるわけではありません。

後述のとおり、利用する機種やサービスによっては長文で送信できない場合があるため、利用する際は注意する必要があります。

文字数によって料金が異なる

SMSは無料ではありません。送信には文字数に応じた料金がかかるため注意が必要です。

70文字程度のメッセージであれば3円程度の料金がかかり、仮に269~335文字ほどの文字を送信した場合には、従来の5通分に相当する15円の料金が発生します。このようにSMSでは、どれだけの文字を送信するのかによって料金が変動するのです。

想定していた以上に送信コストがかかったといった事態を防ぐためにも、料金と文字数を意識して活用しなければなりません。

機種ごとの文字数は何文字まで?

SMSで送信できる文字数は使用する機種などによって異なり、一律に同じ文字数を送信できるわけではありません。

SMSをマーケティングに取り入れる際は、機種ごとに送信できる最大文字数への理解が大切です。ここでは「Android」、「iOS」、「ガラケー」の3機種ごとに送信できる最大文字数をそれぞれ紹介します。

Android

AndroidでSMSを利用する場合、デフォルトで搭載されているメッセージアプリを活用します。Androidを使用した際に送信できるメッセージの文字数は、最大670文字です。

ただし、必ずしも670文字を送信できるわけではありません。利用しているAndroidが古い機種の場合や、キャリアに搭載されているメッセージアプリのバージョンによっては文字数に制限があります。そのため、これから初めて利用する際や機種購入などの際には、文字数の制限がないかを確認しておくことが大切です。

iOS

iPhoneやiPadなどでSMSを利用する場合、iOSのバージョンによって文字数が変わります。iOS10.3以上(iPhone4s以上)であれば、最大670文字まで送信可能です。

また、キャリアバージョンによっても送信できる文字数は異なります。670文字を送信できるのは、キャリアバージョン28.3以降の機種です。

バージョンが28.3よりも古い機種の場合は、送信できる最大文字数が70文字となるため注意してください。

ガラケー

携帯電話の機種がガラケーであったとしてもSMSを利用できます。現在ではスマホが主流となっていますが、電話番号さえ分かっていればスマホとガラケーとの間やガラケー同士でもメッセージのやり取りができるのです。

ただしスマホ同士とは異なり、最大文字数が70文字(半角160文字)であるため、長文での連絡には向きません。長文を送信するような場合には、分割して送信する必要があります。日常的にSMSを長文で利用するといった場合には、スマホへの機種変更が必要となるでしょう。

文字数制限のあるSMSの4つのメリット

文字数制限のあるものであったとしても、SMSには多くの活用メリットがあります。そのメリットとは、次の3つです。

  • 電話番号だけでメッセージを送信できる
  • 開封してもらいやすい
  • 標準機能で利用できる
  • 通信コストの削減が見込める

SMSには文字数の制限があるため、活用しにくいと感じる方も多いかもしれません。そこで、文字数制限のあるSMSを活用するメリットについて詳しく紹介します。

1.電話番号だけでメッセージを送信できる

電話番号さえ知っていれば、簡単にメッセージを送信できる点がSMSのメリットの1つです。LINEやメールでやりとりしたいとしても、LINEアカウントやメールアドレスを知らなければ、メッセージを送信できません。

一方で、SMSの場合は電話番号さえ登録されていればすぐにメッセージを送信できるため、さまざまな場面で活用できるでしょう。

2.開封してもらいやすい

メールと比較すると、SMSのメッセージは開封されやすいといえるでしょう。SMSのアプリはスマホや携帯に標準搭載されており、メッセージを受信すればボップアップ画面で通知されます。

このポップアップはロック状態の画面でも通知されるため確認しやすく、タイミングがよければリアルタイムで開封してもらえる可能性が高いのです。SMSにおけるメッセージの開封率を正確に把握するのは難しいものの、クリック結果からおおよその開封率を算出できます。

SMSメッセージの平均的な開封率は90%ともいわれ、10~20%の開封率が平均的なメールに比べて大きな差があるのです。

ちなみに、どのくらいのユーザーがSMSをすぐに開封するかを弊社が独自に調査したところ、次のような結果となりました。

  • その日のうちにチェックする:39.5%
  • 数日中にチェックする:21.3%
  • すぐにチェックする:14.9%

以上の結果からも、メールなどに比べて埋もれるリスクが少ないことは明らかであり、SMSの活用余地の広さがうかがえます。

3.標準機能で利用できる

前述のとおり、SMSアプリはスマホや携帯の標準機能として利用できます。LINEやチャットワークなどのチャットツールと違い、新たにアプリをインストールする必要がありません。

アカウント登録も不要であるため、誰でもすぐに送受信が可能です。インストールやアカウント登録の手間がない分だけユーザーの負担が少なく、送信したメッセージの到達率が高い点も大きなメリットの1つといえます。

4.通信コストの削減が見込める

電話と比較すると、通信コストの削減が見込める点もSMSを利用するメリットです。電話の場合、通話料などの通信コストがかかります。

また、1回で電話がつながらない場合には繰り返してかけ直す手間も増えかねません。一方、SMSであれば1回の送信で確実にユーザーへ到達します。

前述のとおり開封率も高く、1度送れば確実に顧客に情報を伝えることができるため、結果的に通信コストの削減につながるでしょう。

文字数制限のあるSMSの4つのデメリット

文字数制限のあるSMSを活用する場合、デメリットとしては次の4つが挙げられます。

  • 画像や動画を送信できない
  • 格安SIMの場合は利用できないケースもある
  • 設定次第ではメッセージが届かない
  • 誰から送られたかが分からないケースがある

SMSは開封されやすく、訴求力を高めやすい一方で、SMSの特性ならではのデメリットが存在するのです。ここでは、文字数制限のあるSMSを活用する際のデメリットについて詳しく紹介します。

1.画像や動画を送信できない

SMSでは、画像や動画を送信できない点に注意が必要です。文字数制限が拡張され、ある程度長文のやりとりができるようにはなったものの、SMS本来の役割はショートメッセージを送ることです。

そのため、LINEやメールなどのように画像や動画、ファイルを添付する機能がありません。テキスト以外のデータを送信する際は、ダウンロード専用のリンクを送信するなどの対策が必要です。

2.格安SIMの場合は利用できないケースもある

ソフトバンクやau、ドコモといった大手キャリアにはSMSが標準搭載されていますが、格安SIMユーザーの場合はSMSを利用できないケースがあります。

ただし、格安SIMがSMSを利用できないのではなく、契約したプランによっては利用できない場合があるのです。現在、格安SIMへの乗り換えを行うユーザーは増加傾向にありますが、SMSを活用しようと思っている場合はこの点を認識しておく必要があるでしょう。

3.設定次第ではメッセージが届かない

SMSではメールアドレスに設定できる迷惑メール設定のように、受信拒否の設定を行えます。そのため、受信側が受信拒否を設定しているとメッセージが届きません。

SMSの活用目的によっては、送信相手がSMSに受信拒否を設定していないかの確認を促すような対策が必要となるでしょう。特に、何らかの申込みなどにSMSを本人認証で利用する場合は、未達によるトラブルが生じる可能性もあるため注意しましょう。

4.誰から送られたかが分からないケースがある

電話番号を利用してメッセージを送信するSMSでは、誰から送られたメッセージなのかが分からないケースが考えられます。特に、電話帳に登録していない連絡先からメッセージが送られてきた場合は、誰から送られたものなのかを判別できません。

このような特性を利用し、宅配業者になりすましてフィッシングサイトへ誘導するといった悪意をもつ業者も存在します。初めてメッセージを送る場合、相手に不信感を持たれないような工夫が必要です。

法人向けのSMS送信サービスを選ぶ際のコツ

法人向けのSMS送信サービスを選ぶコツは「長文で送れるサービスを選ぶ」、「国内直収のサービスを選ぶ」の2つです。利用するサービス次第では、メッセージを受信するキャリアによって吹き出しが分割される可能性があります。

URLの途中で吹き出しが変わってしまうと、ユーザーを意図したページに誘導することができません。そのため、長文のメッセージを送れるサービスを選ぶようにしましょう。

また、オリジナルの短縮URLを生成できる送信サービスを選択すると、限られた文字数ながらブランド力を維持させた使い方が可能です。さらに、送信サービスを選ぶ際は国内回線で送信できる国内直収を選ぶようにしましょう。

国際回線網から送信する非直収サービスの場合、1通あたりの料金が高くなるためスパムとしてブロックされることにもなりかねません。1通あたりの料金を抑えて確実にメッセージを届けるためにも、国内直収で配信できるSMSの利用をおすすめします。

SMSの文字数を正しく理解しよう

開封率の高いSMSを活用すれば、メールよりも効率よく情報を訴求できます。しかし、SMSには文字数制限があるため、文字数を正しく理解したうえで活用しなければ思った効果を得られない可能性があることを覚えておきましょう。

iPhoneやAndroidユーザーであったとしても、機種やキャリアごとに配信できる文字数が異なります。これらも意識しながら、利用する目的にあったSMSの送信方法、送信サービスを選ぶことが大切です。

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