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アプリ開発にかかる期間とは?開発期間延長にならないコツも紹介

アプリ開発にかかる期間とは?開発期間延長にならないコツも紹介

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アプリ開発に必要な期間は、その内容や開発形態などで違います。今回は、アプリ開発の流れや目安となる期間、2種類の開発形態の違いをチェックしましょう。また、開発期間が延びる理由や予定通りに開発を進めるために注意するポイントも紹介します。

アプリ開発にかかる期間と開発の流れ

アプリ開発を検討する際、できあがるまでに必要な期間が理解できていれば、「この時期までに作ってイベントで周知しよう」などと活用するイメージが可能です。

しかし、アプリ開発のためにかかる期間は、アプリの種類によって大幅に異なります。まずは、アプリの種類ごとに必要な期間の目安や開発の流れをチェックしていきましょう。

開発するアプリによって必要な期間は異なる

アプリ開発にかかる期間の目安は、開発するアプリの内容・ジャンルによって異なります。比較的簡単に作れる検索ツールアプリやショッピング系のアプリであれば、開発に必要な期間は1~3ヶ月ほどです。

それに対して、ゲーム系やSNS系、通話アプリ、位置情報アプリにかかる開発期間は最短で6ヶ月、長い場合には1年以上かかります。

しかし、これらはあくまで目安となる期間です。開発途中でトラブルが発生した場合など、目安にした期間通りにならない可能性もあります。

また、搭載する機能の質や種類、開発に携わるシステムエンジニアなどの人数・技術レベルなど、要件によって目安となる期間が違うことも留意しておきましょう。

アプリ開発の流れ

アプリ開発を外部の会社に依頼する場合の流れを紹介します。アプリ開発は、「ヒアリング」「企画」「設計やデザイン」「開発や実装」「テスト」「ストア申請」「公開」という流れです。

「ヒアリング」では開発したいアプリのイメージや予算などを、システム開発会社と話し合います。このときに、制作したいアプリの詳細をできる限りしっかりと伝え、システム開発会社とイメージを共有することが重要です。

「企画」では、ヒアリングの内容をもとに提案書・見積書を作ってもらいます。ヒアリング後に変更点が出た場合には、速やかにシステム開発会社に伝えましょう。

「設計やデザイン」では、開発するアプリの画面やデザイン、操作性などを作り込みます。その後、「開発や実装」の段階で、実際のアプリとして動かすためのプログラミングをおこない、機能の実装を進めるという流れです。

アプリができあがれば、バグなどがないか「テスト」をおこない、実際にユーザーが使う前にトラブル防止をします。最後にApp StoreやGoogle Playなどのアプリストアでアプリを公開できるよう「ストア申請」をし、申請が通ればいよいよ「公開」です。

アプリ開発形態の2つの種類と必要な期間

開発の形態の種類は、フルスクラッチ型とクラウド型の2つです。フルスクラッチ型ではアプリを一から作り、クラウド型ではすでに用意されているモジュールを組み合わせて制作するという違いがあります。

これら2つの開発形態には異なるメリットとデメリットがあるため、それぞれの特徴とアプリ開発期間の目安を確認しましょう。

フルスクラッチ型のメリット

フルスクラッチ型の開発形態では、元となるものがない状態から作りたいアプリを作り上げていきます。希望に合わせて最初から作り上げるからこそ、きめ細かい機能に対応できるのがフルクラッチ型のメリットです。

ベースとなるものがないためオリジナリティを出しやすく、既存システムと連携させやすいという特徴があります。

フルスクラッチ型のデメリット

反対に、フルスクラッチ型は一から作り始めるため、開発期間が長くなってしまうことがデメリットです。開発に時間がかかる分、クラウド型よりも開発費用が高くなります。

クライアントが要望するとおりのアプリを制作するためには、依頼主との間の綿密なコミュニケーションと、高い技術力が必要になるのも特徴です。毎回初めから作り上げるため、クラウド型に比べると設計ミスによるセキュリティのリスクが起きる可能性が高くなります。

クラウド型のメリット

クラウド型の開発形態では、システム開発会社に用意されているモジュールを組み合わせてアプリを制作します。主な作業はモジュールを組み合わせて設定し、デザインの組み込みをするのみなので、スピーディーな開発ができることがクラウド型のメリットです。

クラウド型にはベースとなるものがあるため、フルスクラッチ型での開発と異なりアプリに搭載する機能の一つひとつを開発する必要がありません。同程度の機能を搭載するアプリの開発費用を比べると、基本的にクラウド型の方が安いのもメリットです。

また、クラウド型の場合はバックエンドシステムの運用やOSのバージョンアップ対応まで、クラウドアプリを提供している事業者側に任せられます。

クラウド型のデメリット

反対にクラウド型のデメリットは、制作するアプリの自由度が低く、オリジナリティがあまりないものになりやすいことです。クラウド型での開発はアプリの制作会社側があらかじめ用意している機能の範囲内で作りたいものを選びます。

そのため、クライアント側が考えていたとおりのアプリを作るのはフルスクラッチ型のほうが得意なのです。

それぞれの形態で開発に必要な期間

続いて、フルスクラッチ型とクラウド型、それぞれの形態で開発に必要な期間もチェックしていきましょう。アプリ開発に必要となる期間が短いのは、クラウド型で開発した場合です。

クラウド型でのアプリ開発はもともとシステム開発会社側が用意したモジュールから選択しているため、平均で3ヶ月程度の開発期間でできあがります。フルスクラッチ型での開発をおこなう場合はアプリを始めから作り上げていくため、開発期間の目安は6ヶ月以上です。

アプリ開発期間が長くなる理由とは?

ここまではアプリの開発にかかる期間の目安を紹介しましたが、この開発期間の目安やシステム開発会社から伝えられた納期よりも長くなってしまうケースもあります。

アプリの開発期間が長くなってしまう主な理由は、開発途中に起こったトラブルやアプリの審査が通らないことなどです。それぞれ詳しくチェックしていきましょう。

開発途中にトラブルが発生する

アプリ開発期間が長くなってしまう1つ目の理由は、開発途中になんらかのトラブルが発生することです。この「なんらかのトラブル」の中には、開発途中で機能を追加することになったり、バグが発生してしまいその修正で制作期間が延びてしまったりなどがあります。

また、アプリの要件定義で時間をかけすぎてしまう場合も。開発中に仕様変更がおこなわれて要件定義が無駄になってしまう場合もあります。

要件定義はシステムの品質を維持するために大切ではあるものの、後の仕様変更の可能性を考えると時間のかけすぎには注意が必要です。

開発したアプリの審査が通らない

アプリ開発期間が長くなってしまう2つ目の理由は、開発したアプリの審査が通らないことです。アプリをユーザーがダウンロードできるようにするために、Google Playなどのアプリストアで審査に通る必要があります。

開発したアプリの審査が通らないケースには、アプリの審査が長引く場合と、審査に通らない場合の2通りがあります。とくに、もしも審査に通らなかった場合には開発をし直さなくてはいけなくなるため、アプリの納期がずれこんでしまうのです。

アプリ開発の期間を予定通り進めるためには?

このように、アプリの開発期間が思っていた時期よりもずれこんでしまうケースがあります。スケジュールを予定通り進めるためのコツは、そもそも開発期間の設定に余裕を持つこと、アプリの完成形を模したプロトタイプをまず作成してみることなどです。

納期よりも遅れて困ってしまうことがないよう、アプリ開発の期間を予定通り順調に進めやすくするためのポイントを確認しておきましょう。

開発期間の設定に余裕を持つ

開発を予定通り進めるためには、依頼する段階から開発期間の設定に余裕を持つことが重要です。開発期間がぎりぎりだと、なにかトラブルがあった場合に納期に間に合わせようと慌ててしまい、結果余計にバグを誘発してしまうこともあります。

無理のない納期にすること、開発会社とのヒアリングの際にしっかりと話し合う時間を取ることで順調に進めることができるのです。

トラブル回避のためのポイントを確認する

開発期間の設定以外にも、トラブル回避のためのポイントは複数あります。開発を始める段階から必要な機能を明確にして、なるべく途中で機能を追加しないこともコツのひとつです。

そのほかのポイントとして、開発したいアプリのプロトタイプをまずは作成してみることと、開発の実績が豊富にある業者を選択することにも気を付けましょう。

必要な期間を確認しアプリ開発に活かそう

このように、アプリの開発期間は制作したい内容や開発形態がクラウド型かフルスクラッチ型かなどの違いで異なります。開発するアプリをイメージし、どれほどの期間で制作ができるのかを確認してアプリ開発に活かしましょう。

また、アプリ開発期間が目安よりも長くなってしまうこともあります。納期にずれが生じるとその後の予定が狂ってしまうため、なるべく順調に開発が進むように、開発の実績がある業者を選択するなどトラブル回避のためのポイントを確認しておきましょう。

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