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「重ねてお詫び申し上げます」の使い方を例文や言い換え表現とともに解説!

「重ねてお詫び申し上げます」の使い方を例文や言い換え表現とともに解説!

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謝罪の気持ちを伝える「重ねてお詫び申し上げます」は、ビジネスメールでよく使われる表現です。取引先に迷惑をかけてしまったとき、消費者が購入した自社商品に不備があったときなど、多様なシーンで使う重要な一文でもあります。

しかし、場合によっては不適切な表現に当たることも理解しなければなりません。この記事では「重ねてお詫び申し上げます」の正しい使い方やメール例文、使用時の注意点を詳しく解説していきます。

「重ねてお詫び申し上げます」の意味と背景

「重ねてお詫び申し上げます」は、一度謝罪した内容についてあらためて謝意を伝える表現です。文頭の「重ねて」には、後ろに続く「お詫び申し上げます」を強調する役割があります。

通常の謝罪文である「申し訳ございません」「お詫び申し上げます」といった表現とは異なり、メールやお詫び状の結びとして記載するのが一般的です。以下の流れを押さえておくとよいでしょう。

  1. 謝罪の内容を明記
  2. 上記に対するお詫び
  3. 改善策や今後の対応を説明
  4. 「重ねてお詫び申し上げます」であらためて謝罪

「一度謝罪しただけでは足りない」という気持ちを表すのが、「重ねてお詫び申し上げます」の使用目的ともいえます。したがって、想定できる主な相手は消費者・株主・取引先など社外のステークホルダーです。

「重ねてお詫び申し上げます」の正しい使い方と例文

ここからは、「重ねてお詫び申し上げます」の正しい使い方と例文について紹介していきます。

  • 誤った資料を添付して送信してしまった場合
  • 商品に不備があった場合
  • 対応に不手際があった場合

誤った資料を添付して送信してしまった場合

メールに不適切な資料を添付してしまった場合は、破棄をお願いしたうえで正しい資料を提示します。個人情報や企業の機密情報が含まれている可能性もあるため、迅速に対応しなければなりません。

件名:【お詫びと訂正】○○の添付資料について

○○株式会社 ○○部 ○○様

いつもお世話になっております。
株式会社△△の△△です。

先ほどお送りした○○の資料ですが、添付資料に間違いがございました。大変申し訳ございません。

つきましては、お忙しい中お手数おかけしますが、先ほどの添付資料は破棄していただければと存じます。

本メールにて正規の資料を添付いたしますので、ご確認いただけますと幸いです。今後はこのような間違いがないよう、ダブルチェックを徹底してまいります。

この度はご迷惑ご心配をおかけいたしまして、申し訳ございません。重ねてお詫び申し上げます。

(署名)

商品に不備があった場合

自社商品の不備に対して謝罪メールを送る場合は、現時点で考えられる原因と解決策を明記します。商品を回収して原因を究明するのであれば、消費者側の負担を考慮したうえで返送先情報も記載しましょう。

件名:商品の不備に関するお詫び

○○様

いつもご愛顧いただき、ありがとうございます。
株式会社△△の商品担当、△△と申します。

このたびご購入いただいた弊社商品に不備があったとのこと、心よりお詫び申し上げます。
お送りいただいたお問い合わせ内容を確認いたしましたが、おそらく初期不良が発生していると考えられます。○○様には多大なるご迷惑をおかけし、誠に申し訳ございません。

つきましては、至急代わりの商品をお送りいたしますので、大変お手数ではございますが、不備のあった商品を着払いでご返送いただきますよう謹んでお願い申し上げます。

宛先は以下の通りです。

(郵便番号・住所など送付先情報)

不備の原因を至急調査し、全力で解決に取り組んでまいる所存でございます。

このたびはご不快な思いをさせてしまい、誠に申し訳ございませんでした。重ねてお詫び申し上げます。

今後とも変わらぬご愛顧のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。

株式会社△△
商品担当 △△
電話番号:
メールアドレス:

対応に不手際があった場合

従業員や自身の対応に不手際があった場合は、具体的な内容と解決策を明記します。ミスを正当化する表現は避け、把握している範囲で原因も説明しましょう。

件名:○○に関するお詫び

○○株式会社 ○○様

平素よりお世話になっております。
株式会社△△の△△と申します。

〇月〇日にご利用いただいた△△(サービス名)について、弊社の不手際により対応が遅れてしまい、誠に申し訳ございませんでした。

原因を調査いたしましたところ、従業員間で連絡ミスがあり、双方の認識に齟齬が生じておりました。本件に関しましては、弁解の余地もございません。

今後このような不手際がないよう、情報共有を徹底してまいる所存です。

この度は△△の件でご迷惑をおかけしてしまったこと、重ねてお詫び申し上げます。

今後とも、△△をよろしくお願い申し上げます。

(署名)

ビジネスメールで「重ねてお詫び申し上げます」を使う際の注意点

次に、ビジネスメールで「重ねてお詫び申し上げます」を使う際の注意点について紹介していきます。

  • 件名に「お詫び」や「謝罪」を入れる
  • 冠婚葬祭では使用しない
  • 繰り返しの意味で使う
  • ささいな場面では使用しない

件名に「お詫び」や「謝罪」を入れる

謝罪メールの件名には「お詫び」や「謝罪」といった文言を入れ、さらに何に対する謝罪かわかるよう明記しましょう。「商品の不備に関するお詫び」「【お詫び】資料の誤送信について」といった一例があります。

なお、文書で謝罪する場合は冒頭に「謹啓」、末尾に「敬具」を書きますが、ビジネスメールでは省略するのが通例です。謝罪内容をスムーズに伝えるためにも「お世話になっております」などあいさつ文を添えるとよいでしょう。

冠婚葬祭では使用しない

冠婚葬祭のシーンで謝罪の必要がある場合において「重ねてお詫び申し上げます」は使うべきではありません。「重ねる」は不幸が重なることを連想させる忌み言葉に当たるため、別の表現を使用します。

【忌み言葉を用いたNG例】

  • 重ねてお詫び申し上げます
  • 重ね重ねお詫び申し上げます

「重ねて」と同様、「重ね重ね」も冠婚葬祭では避けるべきです。結びでもう一度謝罪したい場合は、忌み言葉に当たらない「心よりお詫び申し上げます」を使用しましょう。

繰り返しの意味で使う

「重ねてお詫び申し上げます」は、あくまでも謝罪を繰り返したいときに使う表現です。メールの冒頭に書いたり、文中に謝罪文がないのに「重ねてお詫び申し上げます」で締めたりするのは適切といえません。

何に対しての謝罪なのかわかりづらいだけでなく、「今回の件以外にも何か問題があったのか」と誤解を招く可能性もあります。別のトラブルに発展させないためにも、謝罪を重ねている対象を明確にしましょう。

ささいな場面では使用しない

「重ねてお詫び申し上げます」は相手に謝意を伝えるために有用な表現ですが、場合によっては過度な謝罪に当たる可能性があります。個人的なトラブルや、日常的に起こり得る軽微な問題であれば「お詫び申し上げます」「申し訳ございませんでした」といった一文が適切です。

また、自社に落ち度がないクレーム対応の場合も「重ねてお詫び申し上げます」は不要と考えてよいでしょう。一度謝罪文を記載したのち、今回の意見を参考にすること、何かあれば問い合わせていただくことを明記してトラブルの拡大を抑えます。

「重ねてお詫び申し上げます」の言い換え表現

ここからは、「重ねてお詫び申し上げます」の言い換え表現について紹介していきます。

  • 重ね重ねお詫び申し上げます
  • 改めて深くお詫び申し上げます
  • 心よりお詫び申し上げます

重ね重ねお詫び申し上げます

謝罪の気持ちをより強く伝える表現が「重ね重ねお詫び申し上げます」です。メール内で何度も謝罪文を記載した場合や、相手に多大な迷惑をかけてしまった際に使用します。

「重ね重ね」も忌み言葉に当たるため、冠婚葬祭の謝罪メールには使わないよう注意しましょう。

改めて深くお詫び申し上げます

「重ねて」と同様の意味を持つ「改めて」を使い、「改めてお詫び申し上げます」としても問題ありません。謝意を強く伝えるために「改めて深くお詫び申し上げます」と記載するとよいでしょう。

こちらは忌み言葉を含まないため、冠婚葬祭の謝罪メールにも使用できる表現です。

心よりお詫び申し上げます

「心よりお詫び申し上げます」は文頭のとおり、「心から謝罪の気持ちを伝えたい」という場合に使用できます。「重ねてお詫び申し上げます」と同じ意味ですが、メール冒頭や文中に記載して「重ねてお詫び申し上げます」で結んでも問題ありません。

こちらも冠婚葬祭のシーンで適切な表現です。ただし、同じ文章を複数回記載しないよう、謝罪文にもバリエーションを持たせましょう。

「重ねてお詫び申し上げます」の英語表現

「重ねてお詫び申し上げます」を英語で表現する際には、ビジネスメールにふさわしい表現であること、謝意を強調することの2点を重視しましょう。

  • Again, I apologize for had this caused.
    本件でご迷惑をおかけしたこと、重ねてお詫び申し上げます。

  • I sincerely apologize for this has caused.
    この度はご迷惑をおかけしたこと、心よりお詫び申し上げます。

  • Once again, please accept our sincere apologies for any trouble we have caused.
    引き起こした問題について、再度心よりお詫び申し上げます。

「Again」を文頭に置くと「重ねて」と同等の表現になります。「sorry」を使うケースもありますが、自社に非がある場合は、より改まった「apologize」で結んだほうがよいでしょう。

まとめ:「重ねてお詫び申し上げます」を正しく使いこなそう

「重ねてお詫び申し上げます」は、謝罪が必要なビジネスシーンにおいて非常に重要な表現です。相手に謝意を表すだけでなく、トラブルの原因や解決案も併せて明記しなければなりません。

特に、冠婚葬祭や軽微な問題など「重ねてお詫び申し上げます」が不適切な使用シーンには注意が必要です。適切な場面・相手・内容を見極めながら丁寧な謝罪メールを作成しましょう。

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