
サンプルあり!開封率を上げるメール・メルマガタイトル(件名)付け方のコツ
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本記事では、BtoB・BtoC問わず長年メールやメルマガ制作に携わるプロが、サンプルを用いて、メール・メルマガのタイトルのコツを解説します。
タイトルの文字数やアプローチで悩んでいるメールマーケティングの担当者必見です。タイトルチェックシートもプレゼント中です!
メルマガ・メールのタイトル(件名)が開封率に与えるインパクト
タイトルは、受信者がメールを読むか決める重要な役割を担っています。
開封率を含めた様々な指標に影響を与えるほど、タイトルが与えるインパクトは大きいです。
タイトルがどれほど重要なのか、まずは次の項目を御覧ください。
メールタイトルひとつでここまで変わる開封率
パターン | 件名 |
---|---|
パターンA | ≪クラブエンバー≫「○○○○劇場版」の主演△△△△最新映画チケットが当たる! 無料おためし利用、日英ことわざミニクイズも☆ |
パターンB | ≪最新映画チケプレ≫「○○○○劇場版」の主演△△△△最新映画チケットが当たる! 無料おためし利用も【クラブエンバー】 |
※配信数:Aが約125,000通、Bが約130,000通
※文中の名称はいずれも仮称
こちらは、タイトルでどれだけ開封率が変わるか確認するために行ったABテストです。
件名AとBで大きく違う点は、冒頭の文言「最新映画チケプレ」と、媒体名「クラブエンバー」の位置です。
このテストではこれだけで、件名Bの開封率がAに比べて約1.6倍となりました。
なぜここまで開封率に差が生まれたのか?
それは受信者の第一印象が関係しています。
メールタイトルは“第一印象”ですべてが決まる
タイトルの役割は、「受信者の心をつかみ、開封へと導く」ことです。
「このメールを読みたい」と受信者に思わせることができれば、開封・クリック・コンバージョンに大きく影響するでしょう。
たかがタイトル、されどタイトルです。
せっかく良い内容のメールを作っても、配信したメールが開封されなければ意味がありません。
ネタ集め、企画、ライティング、社内回覧、そしてデザイン…とメール制作にはたくさんの過程があります。
作業時間の内訳でいえば「メール制作95%、件名制作5%」位かもしれません。
しかし、少しの工夫とアレンジ次第で、タイトルは改善できます!
メールタイトル(件名)を考える4つのコツ
タイトルを工夫したい気持ちはあっても、配信準備などに追われている場面も多いのではないでしょうか。
そんな時に、参考となるタイトル制作の4つのポイントをご紹介します。
“受信時にどう見えているか”を意識する
タイトル制作時には、受信者の気持ちになって、開封したいと思えるものになるよう考える必要があります。
スマホでメールを見ている受信者は多いです。
他のデバイスに比べ、スマホの場合は、件名欄の表示文字数は特に限られているため、伝えたいことは前半20文字程度に収めるように気をつけてください。
社名や媒体名を入れると文字数を多く使うので、差出人表示もセットで考慮し、文字数を節約するのも1つの手です。
プレヘッダーを活用して、タイトルの後半に埋もれていることや伝えきれないことを記述するのも有効でしょう。
また、メール作成や配信設定環境はPCの場合が多いと思います。PCの画面上では多様な受信環境で、メールがどのように見えているかは確認できません。
必ず、テスト配信をしてスマートフォンを含めた様々な受信環境で閲覧し、誰かにタイトルをチェックしてもらいましょう。
自分では客観的に判断することが難しいこともありますが、第三者であれば受信者の気持ちになりやすく、的確なアドバイスをもらえるはずです。
数字を利用する
文字だけのタイトルよりも、数字を挿入することにより、伝わるイメージは具体的になります。
「期間」「人数」「金額」など数字を提示することで、セールやキャンペーンなどの告知も伝わりやすくなるでしょう。
何を伝えたいのか、受信者との意思疎通を明確化するには、数字は欠かせません。
例えば、以下のようなタイトルだと、ついつい開きたくなりませんか?
<タイトルサンプル>
- ★4日間限定クーポン★51,800円(税込)からの最新パソコンを特別値引!
「限定」などの記載や数字で、内容を明確に伝えることで効果的なタイトルになるでしょう。
インセンティブを強調する
インセンティブを強調することで開封を促すことができます。
開封率を上げるためには、受信者に「開封する価値のあるメール(インセンティブを感じる)」と認識させる必要があります。
インセンティブとして、有効なのがプレゼントやクーポン、無料コンテンツなどです。
つまり、「お得感」「有益性」があると認識してもらえれば、価値のあるメールだと思ってもらえるでしょう。
<タイトルサンプル>
- 豪華無料宿泊券プレゼント/〇月3連休の宿をご紹介!
- ★読者限定★資料の無料ダウンロードあり/メルマガ開封の極意
- 【プレゼント付きアンケート実施中】100名様に抽選で商品券(1,000円分)が当たります!
数字と組み合わせることで、よりイメージが具体的になりますし、数字がなくても受信者が興味を持っている内容なら開封に繋がるはずです。
キラーワードを入れる
インセンティブを提示できない場合に効果的なのがキラーワードを使うことです。
これにより、インパクトのあるタイトルになり、受信者の気をひくことができます。
新製品や、話題性のある製品などの告知は特に、キラーワードとの相性が良いです。
また、インセンティブがある場合は、数字と組み合わせることでキラーワードになります。
例えば以下のようなキラーワードがあります。
【キラーワード例】
新着/新発売/限定/豪華/話題の/本日スタート/
●月●日まで/〆切せまる/注目 /今すぐ…
人気商品名、時流を意識したキーワード(増税、働き方改革、巣籠もり消費…)
実際にキラーワードを用いると次のようなタイトルになります。
<タイトルサンプル>
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- 【いよいよ4月から】〇〇法改正!現場で気を付けたい3つのポイント
タイトル制作の際には、ここまで紹介した4つのポイントに加えて忘れてはならない重要なことがあります。
タイトル(件名)を考えるうえで最も重要なこと
タイトルを考える時に、「新製品を買ってほしい」「うちのいいところを伝えたい」など、企業として訴求したいポイントが全面に感じられるタイトルや企画書をまとめただけのタイトルになっていませんか?
そのような企業としての目論見が出ているメールは受信者も見破り、開封されにくくなるでしょう。
タイトルで最も重要なのは、企業として打ち出したい思いなどではなく、受信者が求めている情報です。
受信者のニーズに応える > 企業の訴求したいポイント
企業として打ち出したいコンテンツ・製品への熱い想いは、メールの内容で訴求しましょう。
タイトルでは、受信者が求めているニーズ(お得・役立つ・楽しい)に応えることが最も重要です。
受信者のニーズに応えるタイトルになっているか、以下の例から確認してみてください。
例①「【人気家電が20名様に当たる】お客様ご愛顧キャンペーン」
キャンペーンの名称よりも具体的な内容を前面に推し出すことで、「なにが」「どれくらいの人に当たるのか」が分かりやすいタイトルです。
これならメリットが明確なため、受信者も開封してみようという気持ちになると思いませんか?
例②「【いまだけ限定価格】xxxxxxxxが新デザインでご予約受付中!」
このタイトルは、受信者が気になることが端的にまとまっているうえに、「限定感」「お得感」を感じられる作りになっており、開封に繋がることが期待できます。
「いまだけ」「限定価格」というワードは受信者の目をひくため、タイトルの冒頭に持ってくるのは効果的です。
反対に、失敗例も紹介していきます。
今、使用しているタイトルが似ている場合は、変更することで開封率向上など様々な指標において効果を得られるはずです。
タイトル(件名)のよくある失敗例をプロの手で改善!
先程の例を元にした失敗例を紹介します。
まずは、「【人気家電が20名様に当たる】お客様ご愛顧キャンペーン」の失敗例からです。
企画書や本文の内容はそのまま流用せずに、具体的な内容を訴求
失敗例「お客様ご愛顧キャンペーン!日頃の感謝を込めて人気家電をどどんと20名様にプレゼント」
改善例「【人気家電が20名様に当たる】お客様ご愛顧キャンペーン」
改善例と比べ、失敗例は以下の点が問題でした。
- 企画書のように概要をまとめたタイトルで、“得られるメリット”が受信者に伝わりづらい
- タイトルの後半部分は表示されていない可能性がある
本文や企画書をそのまま引用するのはやめ、先述した4つのポイントを押さえたタイトルで開封を促しましょう。
「伝えたいコトバ」ではなく、「伝わるコトバ」を優先
失敗例「xxxxxxxxがデザインを一新して生まれ変わります!リニューアル記念限定価格でご予約受付中!」
改善例「【いまだけ限定価格】xxxxxxxxが新デザインでご予約受付中!」
改善例と比べ、こちらの失敗例には以下の点が見られます。
- 「一新」「生まれ変わる」「リニューアル」と、似た言葉が並んでいる
- 受信者は“読むメリット”を感じられず、開封に繋がりにくい
同じような言葉の連続や本文の内容そのままの流用では、開封率は下がってしまうはずです。
また、先程同様にスマホで見た場合、デザイン変更は理解できますが、「限定価格」というメリットは受信者からは見えないでしょう。
デザインを一新しただけでは、ファン以外は中々開封しようという意欲は湧かないと思います。
改善例は、類似した文言を削除したうえで「限定」「いまだけ」といったキラーワードを文頭に持ってきただけですが、開封したくなるタイトルになったと思いませんか?
紹介した2つの失敗例も、少しの工夫で改善例のような開封したくなるタイトルに変えることができます。
少しの工夫とアレンジで、魅力的なメールタイトルに改善していきましょう!
まとめ
ここまで紹介してきたメールタイトルについての重要な点をまとめると以下のようになります。
- タイトルの役割は、「受信者の心をつかみ、開封へと導く」こと
- 受信者のニーズに応える > 企業の訴求したいポイント
受信者の気持ちになり、ついつい開封したくなるタイトルを制作することが大切です。
そのために、大切なのがこの4つのポイント!
<タイトル(件名)付け方の4つのポイント>
- 「受信時にどう見えているか?」を意識する
- 数字を利用する
- インセンティブを強調する
- キラーワードを入れる
限られた制作時間でも、この4つのポイントを意識して受信者のニーズに応えるタイトルを制作すれば、きっと目的を達成できるはずです。
この記事をご覧いただいた方限定で、タイトルチェックシートをご用意しております。
下記からダウンロードして、自社のメールは開封したくなるタイトルになっているか見直してみましょう。
時には「ポイントを押さえて制作しても開封率が上がらない」、「タイトルの制作や効果測定に時間が確保できない」といったこともあると思います。
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エンバーポイントでは、
- 送信者のこだわりや想いを理解した上での、"読み手目線"を重視したメッセージ考案やデザイン
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