BLOG 会員証アプリの導入方法とは?メリット・デメリット・注意点も解説 コラム・TIPS アプリ開発・運用 HOME ブログ コラム・TIPS 会員証アプリの導入方法とは?メリット・デメリット・注意点も解説 会員証アプリの導入方法とは?メリット・デメリット・注意点も解説 UPDATE:2024/03/27 目次 コラム・TIPS アプリ開発・運用 この記事をシェアする 記事トップ 従来の紙やプラスチック製の会員カードに替わり、スマートフォン(スマホ)に登録する「会員証アプリ」が普及してきています。 誰もが常にスマホを持ち歩く時代となり、会員証アプリを登録しておけば、カードのように持参を忘れたり紛失したりすることを防げる利便性があり、カードよりもより良いサービスの提供も可能です。 本記事では、これから会員証アプリを導入する事業者のために、導入方法や作り方、活用法、メリット・デメリットなどを解説します。 会員証アプリとは? 企業や店舗の会員であることを証明するための会員証。その会員証をスマホに登録する専用アプリケーション(アプリ)を「会員証アプリ」と呼びます。会員証がスマホという端末機の中に登録されているので、カードを持ち歩くこともなく、カバンや財布から探す手間もありません。 手軽で便利な会員証アプリは、会員であることを証明する手段として、スマホの普及と共にすでに一般的になりつつあります。今後も従来のカードタイプに代わる会員証として、さらに広く利用されるでしょう。 会員証アプリの導入方法 会員証作成アプリを使用する 事業者が独自設計して会員証アプリを作成するには、長期間を費やす上に多額の開発費用がかかり、中小企業にとっては大きな負担を強いられます。そこで現在利用されているのが、月額負担方式の既成の「会員証作成アプリ」です。 会員証作成アプリならば、長い時間と高額コストをかけずに自社に合う会員証の作成が実現可能となっています。 開発・制作会社へ依頼する 既成の作成アプリではできない、オリジナリティのある会員証を作成したいという場合は、受注作成方式の「会員証制作会社」に発注する方法もあります。制作費用は高めになりますが、自社の要望に沿った見栄えのある会員証に仕上げることが可能です。 オリジナリティのある会員証を、自社独自のステータスにしたいという企業には適した方法でしょう。 会員証デザイン作成アプリを使用する あくまでも、事業者独自のデザイン性にこだわるのなら「会員証デザイン作成アプリ」がおすすめです。会員証デザイン作成アプリならば豊富なデザインのテンプレートなどから、性別や年齢あるいは自社のサービスに合致したオリジナルデザインの会員証を作成できます。 自社サービスに最適な会員証を作成したいという企業には、会員証デザイン作成アプリを検討する意味は大きいといえるでしょう。 会員証アプリ導入のメリット(事業者目線) 顧客管理がしやすくなる 会員証アプリなら、これまでのカード登録方式のように顧客が専用シートに記入した顧客情報を見て、スタッフがそれをPCに手入力して管理するという煩雑さから解放されます。アプリに登録された情報を直接管理できるので、顧客情報を一元管理しやすくなるでしょう。 紙の顧客情報シートとカードの会員証を廃止することで、紙の情報シートの紛失や情報漏えいのリスクも低くなり、事業者にとってはセキュリティ面でも大きなメリットです。 顧客データを用いたマーケティングが可能になる 会員証アプリは、デジタル会員証として他のデータと連携しやすいので、顧客の嗜好性などの分析に役立ちます。分析結果により、顧客属性別の情報メール配信も可能です。 これまで一律に提供していたクーポン券やキャンペーン情報なども、より顧客ニーズに合った内容に臨機応変に対応できるようになるでしょう。これらセグメント配信がより有効に作用すれば、顧客データを利用したマーケティングの効果が期待できます。 コスト削減につながる 従来の紙やプラスチックのカードでは、カードの材料費や印刷代など無視できない経費がかかっていました。スマホに登録する会員証アプリなら、それらの経費が不要なのでコスト節減につながる、という大きなメリットがあります。 会員証アプリでは、顧客の来店回数や購入履歴をデータ管理しやすい特徴があり、無料で利用できる顧客サービスのためのツールも活用可能です。事業者にとって、充実した顧客サービスとコスト削減が同時に実現できます。 アプリ上でのプロモーションができる 事業者が、顧客管理をデジタル化できる会員証アプリを導入することで、店舗のポイント提供や商品の割引情報などを定期的にメール配信することが可能となります。それ以外にも、さまざまなプロモーションが可能です。 プロモーション効果にて新規顧客獲得やリピーターの効率的な集客などに有効なだけでなく、既存顧客に対して一定の条件を付けたサービスを提案し、常連客にステップアップさせる手法も可能でしょう。 従来のカード会員証にはない、効果的なプロモーションが実現できます。要するに、顧客データを利用したマーケティングの効果が期待できるのです。 アプリの効果的なプロモーション方法とは?実際の好事例も紹介 会員証アプリ導入のメリット(利用者目線) 持ち運びがラク ユーザーにとって、紙やプラスチックのカードはうっかり持参を忘れてしまうことがよくあります。その点、会員証アプリは常に持ち歩くスマホの中に入っているデジタル会員証なので、スマホを忘れない限りその心配がありません。 肝心なときに持ち運びを忘れてしまったということがない上に、物体ではない会員証アプリは持ち運びもラクというメリットがあります。 紛失しづらい 紙やプラスチックのカードは、通常使用している財布や定期入れ小物入れなどを整理したときに収納場所を失念したままいつの間にか紛失してしまうケースもあります。 しかし、スマホの中にインストールされた会員証アプリならば、スマホを紛失さえしなければ失くすことがありません。会員証アプリは、紛失リスクを防ぐメリットがあるのです。 ポイントの受取がスムーズ 今のスマホには、電子マネーやQRコード決済のアプリを入れてショッピングの際の代金支払いに利用するユーザーも多くいます。会員証アプリはスマホに入っているので、電子マネーなどと同様に店舗で使用可能です。 決済のためのツールと会員証をスマホで同時に利用できることで、ポイントなどの受取がスムーズにできます。 会員証アプリ導入のデメリット ネットを通じて顧客情報が流出するリスクがある 会員証アプリは、インターネットを通じてスマホにインストールするデジタル会員証なので、他のデータと同様にネットから情報が漏えいしてしまうリスクを完全に無くすことはできません。 事業者側もユーザー側も、共に情報漏えいを防ぐためにセキュリティを強固にしておく必要があります。 既存のデータを移行する手間がかかる 会員証アプリで顧客情報を一元管理するには、エクセルなどに登録している既存のデータの情報を移行させる必要があります。顧客の数が多いほど、その作業に時間がかかるというデメリットです。 もっとも、移行作業は最初だけなので、移行が終わるとあとは情報管理がスムーズに進みます。 アプリの利用に不慣れなユーザーもいる スマホの操作自体に、不慣れな高齢層のユーザーもいます。高齢層の顧客が多い事業者では、カードの会員証がデジタル式に代わりましたとアナウンスしても、アプリのインストールに戸惑う顧客もいることでしょう。 60歳以上の顧客が多い事業者では、すべてのカード会員証を会員証アプリに変更してしまうのは難しいかもしれません。 会員証アプリの導入のポイント 導入の目的を明らかにする 会員証アプリを導入するには、導入の目的を明確にしておくことが大切です。たとえば、スタンプカードやポイントカードを会員証アプリに一元化したいというケースでは、スタッフがその機能を使いこなすことができるのかを事前に検討する必要があります。 POSレジや予約システムとの連携を希望する場合も同様で、いずれも導入前に機能の活用が自社にとって必要不可欠なのか否かを検討しておくことが重要です。 初期費用とランニングコストを把握する 会員証アプリの導入に際しては、事前にコストを算出しておくことも大切です。「導入したが思わぬ経費がかかってしまった」ということがないように、導入コストと実際に使用してからのランニングコストを計算して金額を出しておきましょう。 とくに、予約システムやPOSレジなどと連携しての運用を考慮しているケースでは、新たに機器類を購入する必要もあるので、その経費もコスト計算に算入しておかねばなりません。 スタッフとユーザーの両方から適切な運用について考える 会員証アプリは、実際に現場のスタッフが運用するものだけに、管理者と現場スタッフとのコンセンサスがとれないまま導入してしまうと、運用に混乱が生じてしまいかねません。とくに導入初期には、スタッフの不慣れな対応によるトラブルが起きがちです。 導入後のトラブルを避けるため、管理者やスタッフは事前に会員証アプリの内容を把握し、従来の会員証データの移行手順などがスムーズにいくように、重要事項をシミュレーションして準備しておく必要があります。 会員証アプリ導入のご相談はエンバーポイントへ エンバーポイント株式会社の「App Publisher」なら、より簡単に会員証アプリが導入できて、多種多様な顧客サービスと顧客管理が実現します。その特長を、以下に4点紹介しましょう。 パーソナライズ配信 セグメント別の分析・検証ができるので、ユーザーの属性で分類された割引クーポンなどを出し分けたり、サービス情報のプッシュ通知を送信したりするサービスも可能となります。 マルチチャネルの配信 マーケティングオートメーションツールとの連携により、各種SNSのチャネル横断の最適化配信と分析が実現します。 運用コストの削減 自社のWebサイトとの連携ができるので、カスタマイズや要件定義の必要がありません。運用コストを削減したアプリの実装が可能です。 管理画面からの操作と画面設計 アプリ内の独自コンテンツ・システムはノーコードで構築でき、モバイルに最適化された操作と画面設計が管理画面より容易にできます。 まとめ 今や、多様な機能を持つ便利なスマホをほとんどのユーザーが持ち歩く時代。スマホにインストールすることで、さまざまなサービスを享受できる会員証アプリは、今後も紙やプラスチックカードの会員証にとって代わるアイテムとなっていくことでしょう。 ユーザーにも、そして事業者側にも多くのメリットがある会員証アプリを、まだ導入されていない事業者の方は、本記事を参考にして、できるだけ早く導入されることをおすすめします。 RELATED 2024/12/11 商談とは?流れやビジネス上の意味、営業との違いを徹底解説 コラム・TIPS 戦略立案 2024/12/10 マーケティングの3C分析とは?フレームワークのやり方や目的、事例を紹介 コラム・TIPS 戦略立案 2024/12/09 マーケティングとは何か?簡単に定義とその目的をわかりやすく解説 コラム・TIPS 戦略立案 効果検証 記事一覧 ブログトップ TAG メールマーケティング メールコミュニケーション クリエイティブ メール配信システム マーケティングオートメーション SMS メルマガ 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