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SMSの既読がわかる方法は?機能やサービス、設定方法も紹介

SMSの既読がわかる方法は?機能やサービス、設定方法も紹介

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SMSには基本的に既読機能がありません。しかし例外的にいくつかのサービスでは既読機能を使うことが可能です。そこで今回はSMSを活用したい方に向け、既読機能の付いたSMSを紹介するとともに、設定方法や企業でSMSを活用するメリットなども解説します。

SMSで既読確認は可能 ?

結論からいえば、基本的にSMSにはLINEなどのような既読機能はありません。SMSの種類によってはメッセージの横にチェックマークがついていることもありますが、これは送信が正常にできたことを示す記号であり、既読を意味する記号ではないのです。

そのためSMSでは、相手がメッセージを確認したかどうかを確認することが難しいといえます。ただし、後程詳しく紹介しますが「+メッセージ」や「iMessage」など例外的に既読の確認ができるSMSアプリなども存在しているため、これらを利用することで既読確認を行うことも可能です。

そもそもSMSとは

SMSとはショートメッセージサービスの略で、携帯電話番号を使って短いメッセージを送受信できるサービスのことです。SMSが開始された1997年からスマホが普及しはじめる2010年までは、このSMSとメールがメッセージを使う主な連絡手段でした。

メールはデータ通信を契約していなければ利用できなかったことから、SMSが利用されることも多くありました。アプリなどをインストールする必要がなく、誰でもサービスを利用できるなどメリットが多いため、ビジネスにおいて利用する企業も増えています。

既読確認できるSMSアプリについて

前述したように、SMSには基本的に既読を確認する機能がありませんが、「+メッセージ」と「iMessage」は例外的に確認することが可能です。そこで次に、これらのSMSアプリについて詳しく紹介します。

それぞれのアプリの特徴はもちろん、どのように既読を確認するかなどについても紹介しているため、ぜひ参考にしてください。

+メッセージ

+メッセージとは、docomoやau、SoftBankの大手キャリア3社が共同で開発したSMSアプリで、2018年5月からサービスが開始されました。アプリをダウンロードする必要はあるものの、これら3社のうちのどこかと契約していれば、誰でも利用できる点が魅力です。

通常、SMSの文字数は670字までに制限されていますが、+メッセージであれば2,730字までの文字を送信できます。さらに文字だけではなく、画像や動画、スタンプなども送れるため、普通のメッセージアプリとしての利用も可能です。

アイコンでメッセージが開封済みかを確認できる

+メッセージでショートメッセージが開封されているかどうかは、メッセージの送信時間とともに表示されているアイコンによって確認することが可能です。このアイコンはメッセージの配信状態を表示するものであり、既読されると青いダブルチェックマークが表示されます。

そのほか、相手側でメッセージが受信だけされた状態は灰色の大きなチェックマーク、メッセージ送信に失敗した場合は赤いバツマークが表示され、アイコンが表示されていない場合はメッセージの送信ができているものの、相手側には届いていない状態を示すのです。

企業とメッセージのやり取りができる

+メッセージでは、2019年5月から企業の公式アカウントが表示されるようになり、メッセージのやり取りができるようになりました。これにより、ユーザーは公式アカウントから企業に問い合わせをすることや、商品やサービスの情報を受け取ることも可能です。

現在+メッセージはスマホに標準搭載されていることも多いため利用者も急増しており、1,500万人を突破したと公表されています。

iMessage

iMessageはiPhoneやiPadなど、Apple社の製品を使用している人同士で利用できるサービスです。ただしAndroidなどApple社の製品以外の人に対してもショートメッセージを送信できます。サービスを利用する際、Apple社の製品同士であればアプリ下のメッセージ欄に「iMessage」と表示され、相手がAndroidなどの場合は自動的に切り替わって「SMS/MMS」と表示されます。

なお、「iMessage」として利用する場合には既読機能が利用できるだけではなく、文字数に制限がないばかりか画像や動画などを添付することも可能です。

定額制プランであれば無料

iMessageはApple社の製品同士で送信する場合、データ通信の定額制プランに加入していれば送信料がかからないため、通常のSMSよりもコストを抑えることが可能です。また逆に通常のSMSとして利用したい場合には、設定からiMessageの機能をオフにするだけで切り替えができます。

ただし「SMS/MMS」として利用する場合は、既読機能が利用できないため注意が必要です。

スワイプだけで送信時間が確認できる

iMessageでは既読機能に加え、送受信時刻を表示させることが可能です。しかしメッセージを送る際に邪魔になってしまわないよう、通常の状態では送受信時間が表示されないような仕組みとなっています。

送受信時間を表示したい場合は、アプリを開いた状態で画面を左にスワイプしてみましょう。そうすることで送受信の時間を確認できます。

なお、メッセージを送ってから、あるいは受信してからしばらく経つと、まとめて送受信の時間が表示されるようになりますが、随時左にスワイプすることで送受信時間を再表示させることが可能です。

SMSの既読機能はオン・オフの切り替えが可能

既読機能があるSMSアプリの「+メッセージ」や「iMessage」では、この既読機能のオン・オフを設定において切り替えることが可能です。そのためこちらからメッセージを送信しても、相手の既読状態を把握できないことが少なくありません。

そこで次に、各SMSアプリで既読機能をオンにする設定方法について詳しく紹介します。

+メッセージにおける設定方法

Wi-Fiに接続しているようであれば、一度接続を外しておきます。次に、アプリの右下にある「マイページ」をタップしてください。さらに「設定」、「プライバシー」、「メッセージの既読機能」をタップし、最後に設定を「オン」にすれば完了です。

なお、前提としてはアプリに対して通知と連絡先へのアクセスを許可しておく必要があります。もしも許可していないようであれば、端末の設定からアプリの設定を確認し、アクセスを許可しておくことが大切です。

iMessageにおける設定方法

iPhoneやiPadの設定を開き、「メッセージ」をタップします。次に、「iMessage」をタップして設定をオンにします。最後に「開封証明を送信」をオンに設定すれば完了です。これらの設定は全てのメッセージで有効となり、個別に変更することはできません。

また「iMessage」では、SMSでの送信をオフに設定することも可能です。そのため、送信相手がAndroidなどでSMSに切り替わることによる通信料を発生させたくないという場合は、この設定をオフにすることでコストカットができます。

企業でSMSを活用するメリット

近年、SMSのビジネス活用に注目が集まっています。そこで次に、実際に企業でSMSを活用するとどのようなメリットがあるのかを詳しく紹介しましょう。主なメリットは以下のとおりです。

  • SMSは読まれやすい
  • 電話番号のみで送受信できる
  • 電話番号は変更されにくい
  • ほかのメッセージに埋もれない
  • 幅広い世代にアプローチできる

では、以下で詳しく見ていきましょう。

SMSは読まれやすい

エンバーポイントが独自に調査を行ったところ、メールの開封率がわずか10~20%程度だったのに対してSMSの開封率は約75.5%と、ほとんどの人が内容をチェックしていることがわかりました。

メールは今なお利用されているツールではあるものの、手軽に送受信がしやすい半面受信するメールの数も多いため、自身に関係がありそうなメールのみを閲覧する人が多くなっています。そのため、必ず見てほしい内容については、SMSを使うことで内容をしっかり確認してもらうことが可能です。

電話番号のみで送受信できる

SMSでは携帯番号あてにメッセージを送るものであるため、番号さえわかれば送受信を行うことが可能です。メールアドレスや住所などがなくても送れるため、送信する側は送りやすく、受信者はアプリなどをダウンロードする必要がないため受け取りやすくなっています。

また、携帯の電話番号は発行するのに身元確認や審査が必要となるため、偽装や不正取得がしにくい点もポイントでしょう。確実に携帯電話を持つ本人のみが確認できるため、必要な情報をしっかりと本人に届けられます。

電話番号は変更されにくい

携帯電話番号は変更のハードルが高いため、登録された情報がいつの間にか変わり、あて先不明でメッセージが到達しないといった事態を防ぎやすくなります。

携帯の電話番号を変える人は年々少なくなっているため、今後もSMSにおいては高確率での到達が期待できるでしょう。番号を変える人が少なくなっているのは、スマホ所有の低年齢化が原因といわれており、長期にわたって使用するほど番号が変わりにくいとされています。

ほかのメッセージに埋もれない

SMSは利用している企業が少ない上、携帯のキャリアが送信できるメッセージの数を制限しているため、メールのようにたくさんのメッセージが届くことはありません。そのためメールが届いたときよりも注目度が高く、重要なメッセージがほかのメールと一緒に埋もれることがない点も魅力です。

またLINEのようにポップアップで通知されるため利用者の目に入りやすく、タイミングが合えばその場でメッセージを開いてもらえます。緊急性の高いメッセージを送りたい場合にもおすすめです。

幅広い世代にアプローチできる

前述したように、SMSはアプリをインストールする必要がなく、アカウントへの登録なども不要であるため、利用するためのハードルがない点が魅力です。

また携帯電話の標準装備で受信できるため、いわゆるガラケーやフィーチャーフォン などの利用者にもメッセージを送信できます。LINEなどのメッセージアプリは高齢者になじみがなくアプローチしにくい傾向がありますが、SMSでは幅広い世代にアプローチできるのです。

SMS送信サービスなら一括送信も可能

SMS送信サービスを利用すれば、顧客へSMSの一括送信を行うことも可能です。

また、ユーザーとの双方向のやり取りができたり、テスト送信機能やキャリアの判定機能、個人情報の自動削除機能などの充実したサービスもあるため、ビジネス利用の際はSMS送信サービスの検討をおすすめします。

SMSは文字数の制限に注意

SMSには文字数制限があり、この制限をオーバーしてしまうと送信エラーとなるため注意が必要です。この文字数制限はユーザーが契約しているキャリアによっても異なりますが、最も多くの文字数を扱えるキャリアでも全角670字までとなっています。

ただし、古い機種やフィーチャーフォンなどは全角70文字までになることもあり、70文字を超える分に関してはメッセージを分割して相手に送信されてしまう場合もあるため、事前に相手のキャリアや機種などの確認を行うことが大切です。

SMSの既読機能を使ってマーケティングを強化しよう

今回はSMSに既読機能があるか、また既読機能のあるSMSアプリの特徴や既読確認の方法、企業でSMSアプリを利用するメリットなどについて紹介しました。SMSには基本的に既読機能がありませんが、例外的に既読機能のあるSMSアプリも存在します。

またSMSは開封率や到達率が高く、重要なメッセージを伝えやすいため、ビジネス利用にもおすすめです。SMS送信サービスなどによって一括送信なども行えるため、ぜひ既読機能などと併せてマーケティングの強化に努めてください。

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