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SMSが届かない・送れない原因とは?送信側・受信側で解決方法を解説

SMSが届かない・送れない原因とは?送信側・受信側で解決方法を解説

SMSが届かない・送れない原因とは?送信側・受信側で解決方法を解説

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SMSが届かない原因として考えられるのは、企業からの送信であれば「配信方法」の問題、受信者側であれば「設定」もしくは「一時的な不具合」などです。

今回は送信側と受信側それぞれで、SMSが届かない原因と対策について詳しく紹介します。

そもそもSMSとは?

SMSはショートメッセージサービスの略で、相手の電話番号だけでテキストメッセージを送ることができるサービスです。スマホはもちろんガラケー、フィーチャーフォンと呼ばれる携帯電話などへも送信できます。

最大670字と文字数制限はあるものの、国際標準規格であるためdocomoやau、SoftBankなどのキャリアや、格安SIM、海外などを問わず送ることができます。なお、受信は無料ですが、送信には料金がかかるので注意しましょう。

インストール不要で開封率が高い

SMSはアプリではないため、インストールは必要ありません。どのスマホ・携帯電話にも標準でついていますが、チャットアプリのように頻繁に利用されることは少ないでしょう。しかし、SMSが届くとポップアップ画面に通知されることから、高い開封率が期待できます。

エンバーポイントの調査によればSMSの開封率は約90%であり、キャリアや国を問わず送れることから、個人間での利用はもちろん、企業が顧客との連絡手段として活用するなど用途は多岐に渡ります。

企業でもSMS利用が急増!用途はさまざま

実際に企業では、SMSをどのような用途で使っているのでしょうか?大きく分けると、セキュリティチェック、重要な連絡、調査で、具体的には以下の4つのような使い方があります。

  • SMSによる2段階認証
  • 業務や緊急性のある内容を連絡
  • 顧客への内容確認
  • 顧客への満足度調査

では以下の項目で、詳しい内容を見ていきましょう。

SMSによる2段階認証

電話番号は各携帯会社と契約しなければ持てないものであり、その端末以外からは利用できないという特性があります。そのため電話番号を知らなければ送れないSMSは、チャットアプリやメールよりも信頼性の高いサービスと言えるでしょう。

このことから、インターネット上での契約や購入、サービス登録やログインなど個人情報を使用する場合の本人確認に活用されています。

本人確認は2段階認証で行われ、パスワードによる認証に加え、SMSで認証コードを送り、そのコードを入力しなければサービスを利用できないようにすることで、なりすましなどにより第三者からの不正利用が防止できるのです。

業務や緊急性のある内容を連絡

会社員個人の使い方としては、業務連絡として活用することもあります。メールやチャットツールなどは頻繁に連絡が入ることも多く、見落とされる可能性も高いでしょう。

一方で利用頻度の低いSMSは見落とされにくく、例えば出張先で業務終了連絡を行う際にSMSを利用すれば伝え漏れを未然に防げます。またSMSはメッセージが届かないなどの不具合が起こりにくいため、すぐに返信をもらいたい時など緊急性の高い連絡を伝える時にも便利です。

顧客への内容確認

SMSはメールや電話よりもすぐに確認がしてもらえることから、顧客へのリマインドや予約の通知として活用されることもあります。

実際にエンバーポイントの調査では、SMSが届いた時に「すぐにチェックする」が14.9%、「その日のうちにチェックする」が39.5%と比較的早い段階で確認する人が合計で50%を超えていることから、素早い対応が期待できます。

例えば利用料金の引き落としや手続きの期限通達、予約の日時確認などをSMSで連絡すれば、入金・決済忘れや事前キャンセルなどのケアレスミスを防ぐことが可能です。

とある企業の事例で、転居後の住所変更がされていないことから重要書類が届かないことが問題となっていました。

そこで、それまでメールで行っていた住所変更の手続き依頼をSMSに変更したところ、数百名が1回のSMS通知で再登録手続きを行った、という事例もあります。

顧客への満足度調査

企業では、サービスを利用した後の顧客に対してアンケートを行い、その結果を基にサービスの改善を図ることがよくあります。

SMSは見落とされにくく開封率も高いうえ、正確な情報を入手しやすいです。そのため、アンケートを依頼するメッセージの送信媒体として活用されることがあります。

SMSは電話と同様に「特定電子メール法」の対象となっているため、広告や宣伝を目的としたメッセージを送信する場合は規制がかかります。しかし、アンケート調査であれば送信自体は可能であるため、使い方によってサービスの改善に繋げることは可能です。

SMSが届かない原因と解決方法(送信者向け)

では次になぜSMSが届かないのか、その原因と解決策を送信者の視点から考えてみましょう。まず原因としては設定ミスや制限、情報の間違いなどが考えられ、具体的には以下の4つが挙げられます。

  • 海外からSMSが送信されている
  • 文字数や送信件数がオーバーしている
  • 電話番号を間違えている
  • 機内モードがオンになっている

もしこれらを改善しても解決できなければ、受信側の原因が考えられます。では解決法とあわせて、次の項目で詳しく内容を見ていきましょう。

海外からSMSが送信されている

そもそも法人がSMSを配信する場合、海外製で国際網を通じて送るタイプと、国内の携帯キャリアと直接接続して送るタイプの2種類があります。しかし、国際網を通じて送る場合、携帯会社に迷惑メッセージと判断され拒否されることがあるのです。

もし一定の顧客に届かない、という状況であればキャリアへ直接接続できるSMSから送信してみてください。エンバーポイントが提供する「SMSPublisher」は、達成率99%を誇る高性能SMS配信サービスですので、国内からSMSを一斉送信したい方はぜひご検討ください。

文字数や送信件数がオーバーしている

2019年以降、キャリアに送信できるSMSの文字数が最大670字となりました。しかし、キャリアによっては送信できるSMSの文字数には差があります。文字数の制限が70字の機種も存在しますので、受信側の機種などを確認してください。

またSMSは迷惑メッセージの受け取りを避けるため、キャリアによって送信制限の上限が200~500件と決められています。そのため、送信できない場合は件数がキャリアの上限を超えていないか確認しましょう。

電話番号を間違えている

もし一定数で送信できないのではなく、1、2件の送信で届かないのであれば入力する電話番号を間違えている可能性があります。そのため改めて顧客情報を確認し、入力した電話番号に間違いがないか、確認してください。

もし正確に情報を打ち込んでいるのであれば、そもそも受信側から伝えられた電話番号が間違っている可能性もありますので、こちらもあわせて確認を行うと良いでしょう。

機内モードがオンになっている

個人携帯からSMSを送信している場合は、機内モードがオンのままになっていないか確認してください。SMSは各キャリア会社の電話回線を通じて送受信されていることから、機内モードがオンになっているとデータ通信が遮断され送受信ができなくなります。

また電話回線の届かないエリア(圏外)も同様ですので、通信状況もあわせて確認してください。

SMSが届かない原因と解決方法(受信者向け)

もし送信者側で確認できるもので解決しないのであれば、受信者側の問題によりSMSが受け取れなくなっている可能性があります。主な原因としては、以下の4つが考えられるでしょう。

  • SMSが拒否設定になっている
  • 電話番号を間違えて伝えている
  • 格安SIMを使っている
  • iPhoneでiMessageを利用している

では以下の項目で詳しい内容と、解決方法について見ていきましょう。

SMSが拒否設定になっている

SMSは迷惑メッセージが多い場合などに対応するため、電話と同じように受信の拒否設定ができます。もし過去に拒否設定を行っていてそのままになっていたり、操作ミスにより誤登録されていたりするとSMSが届かない可能性も。

またSMSの拒否設定はキャリア側・端末側の2種類があるため、どちらも設定状況を確認することが大切です。キャリア側の場合は、キャリアそれぞれのSMS受信設定ページへアクセス、端末側ならばiPhoneかAndroidかによって設定の変更方法は異なります。

受信側がiPhoneの場合、電話番号の着信拒否はそのままSMSの着信拒否にもなるため注意しましょう。Androidの場合は対象者が着信拒否になっていないか、設定から確認してください。

電話番号を間違えて伝えている

SMSは電話番号を使ってメッセージを送るため、その電話番号自体を間違えて伝えているとメッセージは届きません。そのため、相手に伝えた電話番号に間違いがないかを確認してください。

特に過去に電話番号を変更したことのある人は、古い電話番号を間違えて入力している、もしくは新しくなった電話番号を再登録していない、相手に伝えていない、などの可能性もありますので注意しましょう。

格安SIMを使っている

格安SIMとは、大手キャリアなどの通信回線を別の業者が借りてユーザーに安く提供する携帯電話サービスのことを言います。キャリアであればSMSはどんな機種であれ標準装備されていますが、格安SIMの場合SIMカードがSMSに対応していなければ、受信することはできません。

こういった場合は別途オプションサービスとして、月150円~200円程度の有料サービスを申し込む必要があります。まず現在の契約でSMSの受信が可能かどうか確認し、必要であれば有料サービスの申し込みを行ってください。

受信が可能かどうか分からないのであれば、現在使用中のキャリアに問い合わせましょう。なお携帯電話番号が090、080、070でなければ、基本的にはSMSは対象外です。

iPhoneでiMessageを利用している

送信者・受信者共にiPhoneを使っている場合は、iMessageの利用により通信エラーが起こっている可能性があります。iMessageとは、主にiPhone同士でメッセージのやりとりが無料で行えるサービスです。

送信するテキストは暗号化され、写真や動画なども送信できる点が魅力といえます。またiMessageでもSMSを送ることは可能ですが、文字数が70文字以上、件名を入力、画像・動画の添付を行うと自動的にMMSに切り替えられるため注意しましょう。

MMSはSMSと似たサービスですが、件名入力や画像の送信に対応している点が違います。そのため、SMSを送信したつもりがMMSになっていることもあるので注意が必要です。

そのほかにiMessageでは、送信相手のメールアドレスを入力している場合は自動的にキャリアメールに切り替えた状態で送信されます。しかし、万が一受信側がキャリアの契約を解約していた場合は、送信ができずエラーになることもあるのです。

そのためiPhone同士でSMSを送りたい場合は一時的にiMessageの機能をオフにするか、件名の入力をしない、画像・動画を添付しない、70文字以上にしないなどの対策を行った上で再送信を行ってください。

そのほかの解決方法

もし受信側から伝えられていた電話番号が間違っているなどが原因で、設定を見直し何度送信してもSMSが送れなかった場合は、そのほかの連絡手段を活用するのもおすすめです。

例えば企業の場合、会員登録には電話番号のほかにもメールアドレスの記入が必須となっている場合も多く、メールアドレスであれば送信できる可能性もあります。

またスマホや携帯電話の再起動、SMSアプリの更新、SIMカードの挿入し直し、不要なデータのキャッシュ削除などにより送信できるようになることもあるため、これらもあわせてお試しください。

SMSが届かない場合でもまずはあせらず確認を

今回はSMSが届かない原因やその解決方法、利用用途などを紹介しました。SMSは企業がセキュリティチェックや顧客とのコミュニケーションを行うのに便利なツールですが、送信者、受信者双方で設定や通信網、制限などが原因で送受信ができないことがよくあります。

しかし、状況を確認することで解決することがほとんどであるため、まずはあせらずに、今回の記事を参考に原因の追究を行ってください。

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