BLOG 【2023年最新版】MAツールでおすすめの16社を比較!基本や選定ポイントもご紹介 コラム・TIPS マーケティングオートメーション HOME ブログ コラム・TIPS 【2023年最新版】MAツールでおすすめの16社を比較!基本や選定ポイントもご紹介 【2023年最新版】MAツールでおすすめの16社を比較!基本や選定ポイントもご紹介 UPDATE:2024/03/27 目次 コラム・TIPS マーケティングオートメーション この記事をシェアする 記事トップ 近年、日本の企業社会では「MAツール」と呼ばれるビジネス用のデジタルツールを導入する会社が増えてきています。この背景には、より効率よく業務を推進し、業績を向上させるための有益なツールとして活用したいと望む企業が多い現状があるようです。 ただし、多くの企業が導入し始めたことで、業者間の開発競争も激化しており、多彩な機能をセールスポイントとするMAツールが各社から無数に発売されています。業者間の開発競争が激しくなればなるほど、安価で高性能のツールが市場に出回ることを意味するため、購買する企業側としては大いに歓迎できる状況です。 しかしながら、あまりにも多くのツールが、それぞれに自社商品やサービスの特長をアピールしているなか、とくに初めて導入を検討している企業にとっては、選択に大いに悩むことでしょう。 安価になったとはいえ、少なくない費用負担を要するMAツールだけに、企業としては、後悔のない賢い選択をしたいものです。 そこで本記事では、MAツールの内容と基本機能などを解説し、同時にメリットやデメリット、よくある質問への回答例を記載しています。さらに、BtoBとBtoCとに区分した上で、16社におよぶおすすめのMAツールを徹底比較して紹介し、選定のポイントにいたるまでを網羅しています。 MAツールの導入を検討中の方は、この機会にぜひ参考にしてみてください。 MAツール(マーケティングオートメーション)とは? 「MAツール」の「MA」とは、英語の「Marketing Automation」の頭文字2文字をつなげたビジネス用語です。「ツール=Tool」は「道具」を意味するため、「MAツール」を直訳すると「市場開拓活動を自動化する道具」となります。 すなわち「MAツール」とは、これまで社員のマンパワーに頼りきり、アナログで行っていたマーケティングや顧客管理などの業務を、MAツールという最新のデジタルツールで自動化し、より効率よく仕事を進めるためのものといってよいでしょう。 企業における重要な業務は「新規顧客の獲得」または「潜在顧客を顕在顧客に成長させる」ことにあり、このためにどの企業もマーケティング活動に余念がありません。 また、獲得した顧客や見込客を効率よく管理することで、次の商品販売の戦略のための判断材料として業績アップにつなげる目的もあることでしょう。 これらの目的を達成するために、これまでマンパワーに頼っていたアナログのルーティン作業をできるかぎり自動化し、時間を短縮できるツールとして登場したのがMAツールです。 さらにMAツールは、これまではできなかった顧客動向の詳細な分析などがすばやく実行できる利便性もあります。現代は、分析結果を検証した上で、営業活動をより効率化して業績向上に直結させ、利便性の高いMAツールが活用されている時代といえるでしょう。 MAツールは、「新規または見込顧客獲得のためのマーケティング活動」と「既存顧客の管理業務」をスピーディーかつ正確に実行できるアイテムです。 また、MAツールは現在「BtoB(対企業ビジネス)」「BtoC(対一般ビジネス)」の、どちらにも対応できる目的別ツールが展開されています。企業側は、自社ニーズに合致した商品を選択することが可能です。 MAツール導入の目的 集客の効率化 業種を問わず、多くの企業がイベントなどを開催したり、自社商品(サービス)についての魅力を最大限にアピールした広告・宣伝を展開したりしています。そして、より多くの参加者や賛同者を集めることで見込客を作り、優良顧客に結びつける努力を重ねています。 企業にとって、業績向上の生命線は「いかに集客を増やすか」という課題にあり、そのためにどの企業も知恵を絞っているのが実情といえるでしょう。しかしながら、社員の努力だけで顧客管理や営業活動を効率化するのは限界があります。 MAツールには、ネットでの広告やDM、プロモーションなどを自動配信できる機能が備わっており、これを活用することで集客を増やすことが可能です。 さらに、参加したユーザーの嗜好や関心事などをツールで解析することで、一般顧客を見込客から常連客に引き上げていくという、いわゆる「リードナーチャリング」も実行できます。 すなわち、各企業がこぞってMAツールの導入に着手し始めた大きな目的には、より「効率化された集客方法の実現」があるといってよいでしょう。 営業における情報活用 企業の営業活動においては、営業成果に直結する、より多くの情報を収集し、それらを分析・検証する作業が重要です。そのためには、自社の広告やサイトなどにアクセスしてきたネットユーザーの傾向を正確に見極める必要があります。 MAツールの「トラッキング機能」を使うことで、ネットユーザーのページ遷移履歴の分析が可能となります。 そして、ネットを閲覧した消費者の行動履歴を把握することで、ネットユーザーから見込客へ、見込客から新規顧客へ、新規顧客から常連顧客へと誘引していく戦略を立てることもできるのです。 見込客や既存顧客の一元管理 昔のような「売りっぱなし」で完結するのではなく、今は「できるだけリピート客を多くする」ことが企業側の重要課題となっている時代です。そのためには、見込客や既存顧客に対する顧客管理を有効的に実行することが急務とされています。 MAツールは、これまで各部門でバラバラに管理されていた顧客情報を一元化し、スマートかつスピーディーに管理することが可能です。 「訪問者の名刺」「資料請求者」「取引先の担当者」「継続的購入者」これらの情報がMAツールにて一元化されることで、アプローチするタイミングや商材の選択などが適切に実行可能となり、その工程を随時フォローしていくこともできます。 MAツールの主な機能 MAツールは、多種多様な機能が豊富に装備されており、それらを使いこなすことで、数人分の仕事量が一気に完結するという特性を有しています。そのようなMAツールの代表的機能を、以下に紹介します。 一括インポート機能 MAツール導入前に各部署で使用していたエクセルやCSVなどの顧客情報を、MAツールにまとめてインポートできる機能です。これによって、MAツールで計画した各種オペレーションを、必要な顧客に適切なタイミングで実行が可能です。 メールセグメント機能 登録されているユーザー情報を条件別に分類して、適切な時期に自動でメールを送信する機能です。これによって、不必要なメールを漫然と送信するのでなく、ターゲットに対しての効率的な情報発信が可能となります。 シナリオ作成機能 演劇や映画などの設計図となるものが、「シナリオ」です。これと同様に、MAツールの「シナリオ作成機能」によって、顧客へのアプローチ計画を段階別にシナリオ化しておき、適切なタイミングで実行する効率のよいマーケティングが実現します。 トラッキング機能 自社サイトにアクセスしてきた、ネットユーザーの行動傾向を分析する機能です。どのページをどれくらいの時間閲覧しているか、どのような商品(サービス)に関心を持っているかなどのデータを集積して細かく検証ができます。 MAツールの種類と相場 BtoC向けの種類と相場 「BtoC」とは、「Business to Customer」すなわち「対個人営業」を意味するビジネス用語です。BtoC向けのMAツールは、不特定多数のユーザーに対して、ユーザー心理をいち早く把握した上で、的確なアプローチを段階的に行うことが必要です。 このBtoC向けのMAツールが、対個人営業を効率化する目的で導入される以上、これまでかかっていた時間的な負担を軽減し、より能率的に営業と管理業務を推進されることが期待されます。 BtoC向けのMAツールの価格については、企業側からの需要の高まりと業者間の激しい販売競争により、数年前よりも価格相場はかなり安価になってきています。 カスタマイズ化などオプション機能の有無によって価格は上下しますが、一般的には「初期費用0円〜約10万円」「月額費用約5万〜約18万円」というのが相場のようです。 BtoB向けの種類と相場 「BtoB」とは「Business to Business」、すなわち「対企業営業」を意味するビジネス用語です。「BtoB」向けのMAツールは、顧客が個人ではなく法人だけに、一般消費者とは異なる特性を有しています。 「BtoBビジネス」では、顧客側企業が商品またはサービスの検討から購買にいたる各工程において、複数人が介在することが普通です。 それに対応するために、BtoB向けのMAツールは、それらのプロセスを追いながらプランニングをするという、長期的視野に立ったプログラムが組み込まれています。 BtoBビジネスでの成功の大きな要素は、「相手先の検討プロセスの段階」がどの過程にあるのかを正確に把握することにあるといえるでしょう。 そのためにBtoB向けのMAツールでは、見込み客とのコミュニケーション履歴が可視化されることで、顕在ニーズを的確にキャッチできるという利点があります。 BtoB向けのMAツールの価格相場については、商品別の相違点が大きく、商談によって決定するとしている業者も多いため一概に金額を判断できない現状です。 価格の大半が「初期費用」と「月額費用」に区分されており、代表的なものでは「初期費用が約30万〜約50万円」「月額費用が約10万〜約30万円」が現在の相場となっています。 BtoC向けMAツールの選定ポイント 1.ターゲットに適合しているか BtoCビジネス企業には、それぞれ自社商品(サービス)に適合するターゲットがあります。広い市場の大勢の人々の中から、自社のターゲットを見つけるのは容易ではなく、いくら人海戦術を使っても時間と人件費の浪費は避けられません。 MAツールでは、自社サイトにアクセスしてくるネットユーザーやイベントなどへの参加者を「無関心」「高ニーズ」「低ニーズ」「条件付ニーズ」などにカテゴリ区分ができます。これによって、ターゲットを絞り、効率のよい営業活動につなげることが可能です。 2.目的に合致しているか 企業がMAツールを導入する以上、MAツールを利用するための目的があるはずです。したがって、企業が希求する目的を明確にして、重要と考える目的に沿った利用がMAツールで実現できるかどうかを確認しておく必要があります。 MAツールには、種類によってさまざまな機能がいくつもあり、初心者には非常に便利に感じることが多いといえます。しかしながら、企業本来の目的にはそぐわない機能をいくら使っても無駄なだけです。 MAツール導入の前には、MAツールを利用する目的を全社的視野で明確にしておくことが大切です。使用する目的を決めた上で、その目的に適合したものを選びましょう。 3.サポート体制は万全か 対象となるターゲットの数が不特定多数となるBtoCビジネスなだけに、MAツールは利用している期間中の対応が大事であることを忘れてはなりません。とくに、使い方に慣れない時期にはシステムトラブルがあったり、人為的なミスによる機能の停滞などにうまく対応できなかったりすることがありがちです。 予期せぬトラブルに即応するためには、やはり業者の専門的なサポート体制が必要不可欠といえます。業者によるサポート体制の充実度は、MAツールを選択する際の重要ポイントとしてチェックが必要です。 4.自社業務に適合しているか BtoC営業を主体とする企業では、自社内の各部署間の業務連携が重要です。そして、社内の業務内容や仕事のやり方などは、企業ごとに相違点があります。 そこでMAツール導入の際には、自社内でMAツール利用において、連携が必要な各部署間とのコンセンサスを事前にとっておく必要があります。すなわち、MAツールは各部署間の連携がうまく機能することで、効果が生まれることの理解が必要です。 MAツールの活用で連携が必要な業務の部署が非協力的であれば、MAツールの効果が期待どおりに発揮できなくなる恐れも出てきます。MAツールは、全社的コンセンサスを強固に確立した上でのスタートが望ましいだけに、自社業務との適合性を明確にしておきましょう。 人気・おすすめのBtoC向けMAツール3選 Engage Cros(エンバーポイント株式会社) サービスページ:https://emberpoint.com/service/engagecros/ エンバーポイント株式会社から発売されているMAツール「Engage Cros」は、理想的なBtoC向けMAツールとして多くの企業から幅広い支持を得ています。Engage Crosが人気を博した要因には、以下の6点の特長があげられます。 アプリのデータ連携が可能 アプリを業務に活用している企業が多い中、そのアプリをセグメントデータとして活用が可能です。アプリを基軸としたCRM事業が簡単にできる点が、大きな特長となっています。 安心のPマーク 企業の安全度を測るバロメーターでもある「Pマーク」と「ISO27001」の認定済みです。気になるセキュリティ面での強度が高く、官公庁や各自治体にも多く導入されています。 簡単にできるデータ連携 マーケティングに必要な複数のデータを、簡単に連携できます。パーソナライズ配信が、安価な費用で可能というメリットがあります。 大手企業への豊富な支援実績 すでに、約1万社を超える企業への支援実績があります。既存顧客の声をテンプレート化して施策を作成します。データ構築のコストを削減して、スピーディーな作業が可能です。 高度なメール到達性 メールが配信先に確実に届くかどうかの「到達率」の高さが、MAツールの重要なポイントです。メール配信システムNO.1企業という実績が、そのような心配を払拭してくれます。 運用代行システム充実 運用代行システムが充実しており、使用に不安がある場合も安心できます。シナリオ作成からメール配信まで、経験豊富なプロのエキスパートが運用代行してくれるため便利です。 【配信性能】4,100万通/時 【料金】商談の上決定 カスタマーリングス(株式会社プラスアルファ・コンサルティング) サービスページ:https://www.customer-rings.com/ 「カスタマーリングス」は、株式会社プラスアルファ・コンサルティングが提供するBtoC向けのMAツールです。こちらのツールの特長を、以下に紹介していきます。 個人ごとに顧客を実感 CRM用のMAツールを進化させた、「顧客実感型」のマーケットプラットフォームが大きな特長です。 良質な顧客体験を提供 各企業からの高い需要がある顧客体験(CX)を、良質な形での提供が実現しています。これによって、リアルな顧客の感情と行動原理が把握可能です。 顧客データの統合・分析・活用 顧客に関するすべてのデータを統合できます。統合したデータを詳細に分析しセグメントした上で、営業アプローチまでのワンストップ実行が可能になりました。 【配信性能】4,000万通/時 【料金】基本料金月額:98,000円~ b→dash(株式会社データX) サービスページ:https://bdash-marketing.com/ 「b→dash」は、株式会社データXから販売されている、業界ナンバーワンの実績で知られるMAツールです。その特長を以下に紹介します。 ノーコードで可能な便利機能 - 1.ソースコードが不要 SQL(データ言語)を使わず、ソースコード記述不要のノーコード方式を実現しています。データ取り込みに加えて、加工・統合・抽出・活用できるシステムです。 - 2.充実したテンプレート 企業が実施を検討する施策に関して、その内容に適合したものがすぐに見つかるほど豊富な加工・統合用のテンプレートがそろっています。テンプレートを選ぶだけで即、施策や分析作業に移行できる便利さです。 - 3.簡単操作でデータ活用 多種多様なアプリ内のデータを、簡単にツール内に取り込むことが可能です。また、さまざまなデータ活用機能へのデータ抽出や、連携も画面操作のみで完結します。 便利なオールインワン・システム - 1.改善策を業種・業態別に提供 複数のチャネル(メール、LINE、SMSなど)を組み合わせた顧客アプローチが、簡単に実現可能です。 - 2.豊富なシナリオのテンプレ シナリオのテンプレートが数多く、内容も充実しています。データの準備から施策の実施にいたるまでスピーディーに実行できる利便性です。 アプリを活用した施策が実現 - 1.最適な顧客アプローチ 顧客からの「プッシュ通知」や「アプリ接客」などスマホアプリからのアクセスに対して、最適なアプローチが可能です。 - 2.開発キットによる環境構築 同ツール独自のSDK(ソフトウェア開発キット)により、スマホデータとの連携がスムーズに実現します。 - 3.ノーコードによる簡単操作 ノーコード仕様のため、データの準備が不要です。運用するための作業は、画面操作で完結できます。 データ分析とレポート作成に強み - 1.業種・業頼別の分析レポート マーケティングに関する分析レポートを、すばやく提供します。「顧客」「売上」「サイトアクセス」など、項目別にデータを分析します。 - 2.レポート用のテンプレートも豊富 レポート作成が苦手でも、豊富にそろったテンプレートがあるため安心です。さまざまな分析結果がすぐにレポート化できます。 ウェブサイトの最適化を実現 - 1.自社サイト最適化の施策が充実 自社サイトを最適化するために、「レコメンド」「web接客」「CMS」などでの施策が充実しています。 - 2.コンテンツ・テンプレートも豊富 データの準備から施策の実施までの工程が、豊富なテンプレートを使ってスピーディーに実現します。 【料金】初期費用:50万円、月額費用:商談の上決定 その他のBtoC向けMAツール5選 MOTENASU(株式会社FID) サービスページ:https://motenasu.info/lp/1902/ 株式会社FIDが展開する「MOTENASU」は、その名のとおりきめ細かい顧客への対応、「おもてなし」が実現できるMAツールとして高い評価を獲得しています。同ツールには、以下のような特長があげられます。 各顧客に合わせた最適なチャネルを判断 それぞれ異なる顧客の属性に適合したチャネルを選択し、適正なマーケティング・シナリオの設計が実現します。さらに「ユニークQRコード」での効果策定により、アプローチ変更施策が容易です。 オフライン・マーケティングが可能 それぞれのリードに合わせた最適と思われるDMが1通から発送可能という、特許取得の「配布物発注システム」がオフライン・マーケティングを実現します。その他、「おもてなしアンケート」や「LTV分析」などの多様な機能も魅力です。 【料金】初期費用:30万円、月額:10万円~ aimstar(スプリームシステム株式会社) サービスページ:https://aimstar.net/ スプリームシステム株式会社の「aimstar」は、実績と実力で選ばれている高性能なMAツールとして各企業からの賞賛を得ています。以下の点が同ツールの特長です。 高精度なデータ加工と分析機能 ノーコードでのデータ加工とマッピングで、分析・抽出を高速化しています。また、豊富なテンプレにて仮説検証型の深堀分析を実現しました。 シナリオ設計の自動化と機械学習 必要な機能を豊富に搭載しており、高度なシナリオ設計を簡単操作で実現できます。売上向上に直結した予測モデルにより、顧客に合った自社のおすすめ商品を適切に作成可能です。 【料金】初期費用:商談にて決定 Adobe Marketo Engage(アドビ株式会社) サービスページ:https://jp.marketo.com/company/ さまざまな有名ソフトで知られるアドビ株式会社の「Adobe Marketo Engage」は、多彩な機能でのサポート・システムで高い評価を得ているMAツールです。以下のような特長があります。 収益に直結するナーチャリング 多様な顧客属性に適合させたマーケティングの工程を、多彩な機能によるバックアップで実現可能にしました。また、購買プロセスに適応したナーチャリング・システムは、収益の向上に直結しています。 自動化されたマーケティング機能 マーケティング機能の自動化により、人為ミスを減らし生産性も高まり社員の負担が軽減されます。そして、ホットリードの可視化によりスムーズな営業との連携が実現しました。さらに、社内アラートやエンゲージメント履歴の共有での堅実な顧客フォローも特長的です。 【料金】商談にて決定 KARTE(株式会社プレイド) サービスページ:https://karte.io/ 「KARTE」は株式会社プレイドが提供する、「顧客理解度を高める」として話題になっているMAツールです。同ツールの特長は以下のようになっています。 進化させた顧客体験 膨大な顧客データを統合し、顧客の体験を鮮明に可視化しました。顧客理解度を高めることで、より顧客に寄り添った質の高いカスタマーサービスが実現します。 シンプルなサイト運営 ノーコードでのサイト管理システムを提供できる点が特長です。これにより、企業側は直感的な管理・更新そして評価できる自社サイトの運営が実現可能となっています。 【配信性能】30万通/1配信 【料金】商談により決定 Probance(株式会社ブレインパッド) サービスページ:https://www.brainpad.co.jp/probance/ 顧客のニーズに即応できるとして話題の「Probance」は、株式会社ブレインパッドが提供するMAツールです。以下が同ツールの特長です。 顧客ニーズを予測できる 最新AIによって膨大な数の顧客データを分析し、顧客の行動を正確に予測するシステムが高い評価を受けています。これによって、各顧客に適合したコミュニケーションが自動実行される先進的なツールです。 心地よいパーソナライズコミュニケーション 複雑で難易度が高い多様な顧客層へのコミュニケーションを心地よい内容にするために、複数の機能が搭載されています。「新規顧客獲得」「リピーター育成」「組織コミュニケーション」などの課題点が解決できるツールとして、高評価を受けています。 【料金】初期費用:50万円、月額:18万円~ BtoB向けMAツールの選定ポイント 1.コストパフォーマンス BtoB向けのMAツールでは、初期および運用にかかる費用がBtoC向けに比べて費用が高額なため、必然的により費用対効果があるものすなわちコストパフォーマンスに優れたものが要求されます。 導入する企業側が業者設定の価格帯に対して評価を下すのは困難ではありますが、自社にとってそのツールを使って得られる効果が、導入と運用費用に見合うものかどうかの算定は、事前に厳しく行っていくことが望ましいでしょう。 MAツールの運用によって削減できるコストや、運用成果として得られる利益などを概算してみると、MAツールにかけられる費用が算出できます。なお、リードやCVの増加分など、試算に関しては多角的に想定することが必要です。 コストパフォーマンスの事前予測がどうしても困難なケースでは、トライアル期間を設定し、その期間内での実績を検証して本格導入を決断する、という手順を踏むのが現実的で賢明な方法かもしれません。 2.目的に合致しているか どれほど優れたツールであっても、自社の目的に沿わないものであれば意味がありません。MAツールは、あくまでも企業の目的を果たすための「ツール=道具」に過ぎないためです。MAツール導入の目的が営業の効率化=収益アップにあるのなら、運用中の段階で定期的な実績の検証が可能かどうかを事前に調査しておくことが大切です。 MAツールで管理できるリード情報を、効果的なタイミングで営業活動に生かせるフローがあるのかを確認しておきましょう。そして、その具体的な手順はどうなっているか、なども重要な事前チェックポイントです。 さらに、すでにCRMやSFAツールなどが自社内で導入済みの場合、これらのツールとの連携が支障なく可能かどうかも事前に調べておきましょう。 連携ができればより大きな効果が期待できる反面、連携ができなければかえって手間がかかることになりかねないことから、できれば連携によって生まれる効果の内容も明確に把握しておくことが望ましいです。 3.サポートの充実度 MAツールは購入し、一度使って終わりというものではなく、少なくとも数年単位で長く運用するツールです。導入後にすべての作業を社員だけで対応できるのがベストですが、とくに初めてMAツールを導入する企業では、業者のサポートが欠かせない重要なポイントとなります。 したがって、MAツールを導入後のサポート体制の充実度が、ツール導入前の重要な選定ポイントになるといってよいでしょう。導入前のオリエンテーションやアフターフォローなどのサポート体制の充実度については、事前によく確認しておかねばなりません。 自社と似た業務内容の企業での実績や成功事例などを知っておき、その事例を自社の業務に置き換えてみることで、ある程度のシミュレーションは可能でしょう。 万全の事前調査でもなお不安が払拭できない場合は、導入して運用中に後悔しないためにも、ツールの使用を試すための猶予としてトライアル期間を設けて試験利用してみることも賢明な方法です。 4.自社業務との適合度 優れたMAツールや高い評価を受けているMAツールであれば、もう一歩踏み込んで、自社の業務に適合した特性があるかどうかを入念に確認してみましょう。市場評価が高いMAツールであり、さらに自社業務に適合したタイプならば導入する価値も高いと想定できます。 自社業務に適合するMAツールかどうかを見極めるポイントは、同業他社の導入実績を確認してみるのが近道です。同時に、自社で保有する顧客数と、これからプラスする見込客数を合わせた総数の処理・管理能力を測っていくことも大切です。 マーケティング活動や顧客へのアプローチ履歴を年単位で管理できる体制や、リード情報の管理部門から営業部へのスムーズな移管体制などがいかにスムーズに作業できるか、事前に納得がいくまでシミュレーションすることも重要な選定ポイントといえるでしょう。 人気・おすすめのBtoB向けMAツール3選 Account Engagement(株式会社セールスフォース・ジャパン) サービスページ:https://successjp.salesforce.com/accountengagement/beginner-guide 株式会社セールスフォース・ジャパンから発売されている「Account Engagement」(旧名称「Pardot」)は、各企業から高い評価を博しているBtoB向けMAツールです。同ツールの特長である以下の3つのフェーズの機能を見れば、その高評価にもうなずけることでしょう。 必要な業務を把握するフェーズ - 1.プロジェクトの推進 体制と役割分担を定め全体的方針を決定し、戦略と目標ゴールを設定します。 - 2.マーケティング活動 ターゲットとなる見込客を選定し、最適化したコンテンツと施策を実行します。 - 3.営業活動 管理部門から営業部門にデータを移管し、営業担当者が有望な見込客へのアプローチを行います。 - 4.システムの管理業務 ウェブサイトのフォームを作成し、戦略に必要となる各種項目をツールに設定します。 - 5.全体的な検証作業 実行後の結果を段階別に検証し、部署間での改善策を協議し改良案を実行します。 ゴールと行動戦略の確認フェーズ - 1.ゴールの決定 年度の収益数値などのゴール(着地点)をどこに置くか決定します。 - 2.目標の設定 月度別の商談件数など、MAツールを活用してあげる数値を定めます。 - 3.短期間での行動計画 見込客の獲得件数など、数か月単位での数値目標を設定します。 - 4.施策内容の数値化 ダウンロードサイトからの資料請求件数などを目標に設定します。 データ測定し検証するフェーズ - 1.全体的プロセスを可視化する ダッシュボードを検証し、ライフサイクルレポートを分析、どの工程からどれだけの売上と利益を生み出しているかを確認します。 - 2.施策効果を可視化する 「メールレポート」「ランディングページレポート」「フォームレポート」をそれぞれ入念に精査し、改善ポイントを探り出します。 【料金】月額:15万円~ List Finder(株式会社Innovation & Co.) サービスページ:https://promote.list-finder.jp/about/strength/ 株式会社Innovation&Co.が展開する「List Finder」は、初めて利用するユーザーにも使いやすいとの高評価を得ているBtoB向けのMAツールです。評判の要因となっている3点の仕組みと、多彩な機能を以下に紹介しましょう。 見込客情報の簡単整理 - 1.名刺データ化代行 手元の名刺を預けるだけで、数日後にはデータ保管が完了します。社員がバラバラに管理していた名刺が一元化されることで、マーケティング活動の重要な資料となります。 - 2.企業属性の付与 見込客リストをインポートし、企業属性をデータに付与します。これによって、ターゲットを明確化できます。 - 3.フォーム作成 特別な知識不要で作成できるフォームです。しかも、作成数は無制限という便利さが魅力となっています。 - 4.名刺管理サービスと連携 名刺管理サービス「Sansan」と連携しています。CVSファイルでも、編集などの手間なしに取り込みが可能です。 見込客への効果的情報発信 - 1.簡単便利なメール配信 初心者でも、簡単に操作ができるメール配信システムです。マーケティングに役立つ行動履歴の把握や、充実したレポート機能なども効果大となっています。 - 2.効率のよいアクセス解析 BtoBマーケティングには不可欠な顧客情報のアクセス解析が効率的に実現できます。一般的な解析ツールでは不可能な項目もOKという便利さです。 - 3.PDF閲覧解析 PDFファイルのアップロードと同時に、ウェブコンテンツが作成できる高性能さが人気です。コンテンツ内での閲覧履歴の解析も可能になっています。 - 4.セミナー管理 Zoomとの連携により、ウェブセミナーの運営業務を丸ごとサポートできます。準備から、集客、アフターフォローにいたる全工程が一元管理される便利さです。 アプローチの継続管理 - 1.シンプルで簡単なスコアリング アクセスユーザー別に、自動的にスコアが算出されます。ツールのスコアリング機能により、優良顧客が容易に発見できて便利です。 - 2.優先リード通知 一刻も早く、アプローチすべき見込顧客を自動抽出する機能が便利です。顧客選別の手間がなく、リード情報を全社で共有できます。 - 3.アプローチ管理 顧客とのアプローチの履歴情報が管理できます。顧客の行動を可視化することで、タイミングよくコミュニケーションがとれるのが大きなメリットです。 - 4.「Salesforce」との連携 「Salesforce」をはじめ、既存のツールに蓄積された顧客情報を直接取り込めます。CVSファイルのインポート作業も不要で、顧客情報の一元管理が簡単に可能です。 【料金】初期費用:10万円、月額:3万9,800円~ GENIEE MA(株式会社MAJIN) サービスページ:https://ma-jin.jp/about/ 「GENIEE MA」は株式会社ジーニーが開発・販売している、BtoB向けのMAツールです。独自のプラットフォームにより、顧客とのコミュニケーションを自動化・効率化できるとの評価を獲得している、同ツールの特長を以下に紹介しましょう。 独自開発のインターフェース - 1.操作と運用が楽なシステム 複雑な機能の上に使い勝手が悪く初心者には難しいツールが多い中、独自開発のインターフェースにより、操作と運用が格段に向上しています。 - 2.初心者向けのシンプルシンプルな機能 「シナリオキャンパス」機能により、初心者でも直感的な感覚で操作できる利便性が特長です。 - 3.充実したサポート体制 国内生産のツールだけに、導入した企業側からのさまざまな要望に対しても柔軟に対応してフォローできる、充実したサポート体制が整っています。 多様なチャネル - 1.きめ細かなアプローチ 配信チャネルが多様のため、決めの細かいアプローチが幅広い客層に実行できます。 - 2.最適なチャネルを選択 属性が異なるそれぞれの顧客に対し「メール」「Webプッシュ通知」「LINE」「ポップアップ」「SMS」「アプリプッシュ」など、最適なチャネルを選択し配信できます。 ワンストップ・システム - 1.顧客のスコアリング機能 サイトへのアクセスユーザーの行動パターンを、スコアリングする機能があります。これにより、顧客の属性に適合したアプローチが可能です。 - 2.特定アクションの自動通知 自社商品の情報へのサイトクリック、またはebooknoのダウンロードなどの顧客情報を、営業担当者に自動メール通知する機能が便利です。 【料金】初期費用:商談の上決定、月額:10万円~ その他のBtoB向けMAツール5選 SHANON MARKETING PLATFORM(株式会社シャノン) サービスページ:https://www.shanon.co.jp/marketingautomation/ 株式会社シャノンが開発した「SHANON MARKETING PLATFORM」は、使い勝手のよいBtoB向けの国産MAツールとして各企業から大きな評価を獲得しています。その特長を、以下に紹介していきます。 リード獲得に強みを発揮 ランディングページとフォームが、ワンクリックで作成できます。これにより、資料請求やウェブセミナー、ホワイトペーパーなども柔軟に活用できて便利です。 またCMSとの連携によって、自社のウェブサイトにフォームの埋め込みが可能となりました。そして、ウェブサイトのパーソナライズにより、リード獲得のサポートも万全です。 購買フェーズの引き上げアップ 顧客情報が一元管理されることで、同時に顧客の行動履歴の分析も可能となります。「認知」「興味・関心」「比較・検討」「商談」の、一連の購買フェーズの管理も可能です。 さらに「メール」「Webパーソナライズ」「DM」などが、適切にシナリオ設計できます。顧客の行動パターンを分析し、購買フェーズの引き上げアップが実現可能です。 ユーザーの自動キャッチで商談が増加 自社サイトへアクセスしたユーザーを、自動でキャッチができます。ユーザーの属性と行動履歴を分析して、スコアリングを行うという手順です。 スコアリングされたデータを目視することができるため、優先順位の高いユーザーにアプローチが可能です。このような効率的な顧客アプローチとCRMやSFAとの連携によって、営業部門との相互フィードバックも実現し、商談アップにつながります。 【料金】初期費用:商談の上決定、月額:10万円~ HubSpot(HubSpot Japan株式会社) サービスページ:https://www.hubspot.jp/ HubSpot Japan株式会社が提供する「HubSpot」は、「使いやすさにこだわったCRMプラットフォーム」とのキャッチフレーズで知られる人気のBtoB向けのMAツールです。その人気の要因となっている特長を以下に紹介しましょう。 充実したコンテンツ作成機能 LPやブログなどのコンテンツ作成機能が充実しているため、コンテンツのパワーでリードの創出が可能です。これによって、見込客を常連客に成長させるナーチャリングが実現します。 複数のシステムから構成されているので、顧客情報を効率よく管理できます。見込客獲得から顧客満足度の向上にいたるまで、一連のカスタマーサービスが一元管理できるのが特長です。 一元管理ならではのサービス 一元管理ならではの利点をフルに活用できます。「マーケティング」「営業」「顧客管理」「顧客サポート」などがひとつのツールで完結できるため、自社にとっても顧客にとっても大きなメリットとなることでしょう。 顧客の動向を正確に把握しておくことが、インバウンド手法では重要なポイントです。アクセスユーザーが自社商品やサービスに関心を示し、やがて購買にいたるというプロセスを後押しし推進するために役立つ機能が整備されています。 【料金】月額:5,400円~ Kairos3(カイロスマーケティング株式会社) サービスページ:https://www.kairosmarketing.net/marketing-automation カイロスマーケティング株式会社は、「Kairos3」という名のBtoB向けのMAツールを提供しており、誰もが手軽に操作できて頼りになるツールとの評価を獲得しています。同ツールの特長を以下に紹介しましょう。 初心者にも簡単な操作性 まったくの初心者でも簡単に操作できて、すぐに慣れる使いやすさが特長のツールです。使いたい機能にスピーディーにたどり着く利便性は、作業するのが楽しくなるほどです。手順どおりに進めることで、各設定もスムーズに実行できるようになります。 充実したオンライン・サポート体制 オンラインでのサポート体制が充実しているため、一人で操作していても、常時伴走者と一緒に走っているかのような安心感があります。タグ付けや新しいフォーム作成など慣れない作業でも、サポート担当者による丁寧なアドバイスがあるため心配ありません。 豊富な資料がプランニングの手助けに レポート画面は、配信するメルマガのプランニングに役立ちます。さらに、ウェブセミナーやeBook、ブログ記事なども参考になり、マーケティングのノウハウを着実に吸収できる利便性が高いサービスは、仕事上での強い味方です。 【料金】初期費用:1万円、月額:1万5,000円~ SATORI(SATORI株式会社) サービスページ:https://satori.marketing/ 「SATORI」は、同名企業のSATORI株式会社が展開しています。すでに導入企業が1,000社を超えている、実績があるBtoB向けのMAツールです。以下にあげる同ツールの特長を知れば、その人気ぶりの一端が理解できることでしょう。 顧客獲得と管理に強み ウェブサイトへの問い合わせフォームなどの顧客情報を利用してのアプローチから、見込客の管理にいたるまでの一連の流れを効率よく管理します。これによって、匿名のユーザーを、自社のお得意様にまでステップアップさせるシステムが構築可能です。 導入から操作までのシンプルさ データベースの設計や導入作業の必要がなく、自社サイトへ計測タグを埋め込むだけで運用がスタートできる利便性が特長です。シンプルなインターフェースで構成されているため、MAツールの操作自体が初めてでも不安なく作業できる使い勝手のよさがあります。 サポート体制の手厚さ ツールを販売して終わりではなく、ツールの運用中は専門のスタッフが、使用法や設定方法までを丁寧にサポートする体制が用意されています。また、セミナー動画やユーザー会の開催など、ユーザー同士がコミュニケーションをとる機会もあって、外部からの有益な情報もゲットできる手厚さです。 【料金】初期費用:30万円、月額:14万8,000円 Cloud CMO(株式会社イノーバ) サービスページ:https://innova-jp.com/cloud-cmo/ 株式会社イノーバから発売されている「Cloud CMO」は、コンテンツマーケティングに特化したBtoB向けのMAツールとして、各企業から高い評価を獲得しています。同ツールの特長を以下に紹介しましょう。 自社サイトへの集客を強化 コンテンツマーケティングの基本である、自社のウェブサイトへの訪問者を増やすことに威力を発揮します。直感的に作業できることで、良質なコンテンツ作成に集中できるシステムです。 ターゲットとなる検索キーワードの順位を観測することで、検索エンジンアルゴリズムの変動も把握が可能となっています。また、集客に有効活用するためのTwitterやFacebookなどのSNSとの連携機能が特長です。 効果的なリード情報の獲得 リード情報を獲得するためのフォームが簡単に作成でき、ツールの画面上で操作可能で他のCRMデータとの連携も可能となっています。 コミュニケーションの活性化 顧客ニーズを的確に把握し、適切なコミュニケーションを図ることで、顧客に精神的な満足感を与える効果を生みます。同ツールでは、従来型のメルマガ配信に加えて、見込客の関心を引くためのステップメール配信機能が有効です。 サイト訪問者に対して、有効的と思われる資料や関連情報を配信することで、ネットユーザーを見込客から常連客に引きあげる効果が期待できます。 高度なマーケティング施策 基本的なマーケティング施策から、さらにステップアップした高度なマーケティング施策の実施を可能とする機能が備わっています。 同ツールでは、スコアリング機能や複数のサイトとの横断的管理機能が装備されており、顧客の行動心理を把握した上でのより高度なマーケティング施策が可能です。 【料金】商談の上決定 MAツール導入のメリット マーケティング活動を効率化できる 企業にとって、事業成長の重要な鍵となるのがマーケティング活動の成功です。すでに複数のツールを用いて、マーケティング活動をこなしていた企業にとっては、MAツールの導入により効率的なマーケティング活動が実現します。 MAツールでプラットフォームが一元化され、データも統合されることが大きなメリットです。また、マーケティング活動のための作業がごくシンプルになって、社員の負担も大幅に軽減され、企業にとってはコスト削減にも直結します。 新規市場の開拓に有効 既存顧客に頼りきった企業体質から脱却し、新規市場開拓に向けてさまざまな施策を打っている企業が多い時代です。しかしながら、有効的な方策を見いだせていない企業が多いのも現実です。 このような厳しい現状下において、MAツールが新規市場開拓のための有効な手段として実績をあげている企業が増えています。MAツールの特長は、これまで後回しになっていた見込のレベルが不明ないわゆる「潜在顧客」を掘り起こし、「顕在顧客」にする効果です。 MAツールには、とくに自社サイトへのアクセスユーザーを有効的に管理できる機能があります。見込客に対して適切なタイミングでアプローチすることで、これまで放置されていた客層を一気に常連客にまで引きあげることも可能です。 営業活動の能率化が図れる 企業にとって、営業社員の生産性を向上させることは営業利益のアップに直結するための重要な課題です。そして、MAツールの活用により、営業生産性がアップすることは確実ともいわれています。 これまで、顧客との商談に進むために費やしていた時間が、MAツールの利用によって大幅に短縮されます。そして、営業社員はその分の時間を有効に使えるという構図です。 MAツールによって、顧客情報の収集手段としてネットをフル活用できるため、顧客の見込度を測るための営業活動が、ネットを通じて実行可能となります。 すなわち、従来は無駄に消費していた見込客へのアプローチ策が、MAツールの活用で一気に短縮が可能になるわけです。これにより、営業社員は効率的な時間の使い方ができるようになります。 一元的な顧客管理が実現する 企業の営業活動を円滑に進めるためには、顧客管理との連携が必要不可欠です。顧客管理が効果的に運営・管理されることで、営業活動の効果もアップするという構図になっていることはいうまでもありません。 そして、現在では各企業とも、すでに「CRM」や「SFA」などをデジタル管理する顧客管理ツールを導入し活用しています。これらは、それまで手作業で管理していた顧客情報をデータ化しデジタル処理することで、管理作業を一気に合理化した利便性の高いシステムです。 ほとんどのMAツールはCRMやSFAなどの顧客管理ツールと連携できる機能があり、顧客管理システムを一元化することが可能です。顧客管理ツールに加えて新たにMAツールが導入されることで、顧客管理と営業活動が有機的に連動し、業績の向上という結果を生み出せます。 MAツール導入のデメリット 準備期間を要する 企業内で誰もMAツールのことを知らない状態で、唐突にMAツールを導入することはすすめられません。MAツールをスムーズに利用スタートするには、それなりの前準備が必要です。 「初心者でも安心」や「万全のサポート体制」を、キャッチフレーズにしている業者も多いのですが、大事な顧客管理業務や営業活動にかかわる業務の重要部分を、業者任せにするわけにはいきません。 とくにMAツールを操作する社員や営業や顧客管理に携わる主要な社員だけは、事前に必要な知識を習得しておくことが大切です。 業績向上に直結するため導入されるMAツールだけに、直接取り扱う部署だけでなく、全社的にMAツールが導入されることの意味を理解しておくことも必要です。全社員での協力体制を構築するためには、社員への研修の必要性も出てくるでしょう。 以上のような、準備態勢が整わない状況でMAツールを導入しても、失敗する可能性が高くなります。MAツール導入には、それなりの準備期間が必要であることを、会社の首脳陣は明確に理解しておきましょう。 戦略の具体化に不向き 多くの見込客を獲得し、自社商品やサービスをできるだけ多くの顧客に販売し利益を上げ、同時にリピーター客を確保するには、有効な戦略を必要とします。そして、その戦略を立案するための道具として、MAツールは強い味方となることでしょう。 ただし、戦略の具体化すなわち実際に顧客と商談し制約に結びつける行為は、従来どおり社員の努力いわゆるマンパワーに頼らざるを得ないのです。MAツールは、あくまでも営業活動のサポートをする道具に過ぎないことを忘れてはいけません。 MAツールが戦略化に不向きであることを理解して上で、企業の経営陣はMAツールを営業戦略上、どの位置に置きどのような役割を持たせるのが会社にとって有益なのかを、MAツール導入の前に熟慮しておく必要があるでしょう。 運用リソースが必要 「リソース=resource」とは「資源」「資産」「資料」「供給源」を意味する英語で、IT用語としてはコンピュータを動かすための「構成要素」を指します。コンピュータで作動するツールにおいても、当然ながら運用リソースが必要で、これはMAツールも同様です。 企業内部で運用リソースを準備するには、やはりリソース関連に見識を持つ社員が必要となります。そのような社員が在籍していなければ、新たに適任者を新規雇用する必要がありますが、適材が雇用できなければ外部からコンサルタントの力を借りることを考えねばなりません。 安価なツールであれば、運用リソースは業者任せにするという方法もあります。しかしながら、企業の業務内容によっては、業者のサポートだけでは充分な結果が得られないケースがあることも覚悟しておくべきでしょう。 MAツールの導入によって満足のいく成果を得るには、それなりの運用リソースが必要不可欠であり、それをそろえるには適切な人材とコストを要するのです。MAツールの導入に関しては、ツールの費用だけでなく、運用リソースのコストにも配慮しておくことが大切です。 MAツールに関してよくある質問 質問1.自動化できるカテゴリは? 回答: MAツールでオートメーション化できるカテゴリは、以下の5項目となっており、これらがどのように自動化されていくのかを解説しましょう。 - 1.見込客リストの作成 MAツールを利用することで、自社のウェブサイトにアクセスしてきたネットユーザーの顧客情報を把握できます。そして、ユーザーの行動履歴とパターン(どの企業のどのような立場の人が、いつどれくらいの時間、どのような情報にアクセスしてきたか)を分析して検証することも可能です。 MAツールを用いて、このデータを詳細に解析し、ユーザーの嗜好と傾向をまとめます。傾向別に区分・整理し、それぞれの見込客へのアプローチの時期やアプローチ内容を決定した後、ターゲットを絞り込んだ上でそれぞれに適合すると思われる商品や、サービスを適切なタイミングで紹介するアクションに進むわけです。 - 2.段階的なメール配信 MAツール導入の主目的を「リードナーチャリング(見込客育成)」としている企業は多く、その第1段階がメールマーケティングです。メールを、段階的に内容を変えて配信し続けることで、見込客が次第に自社への親和度を高めていく効果が期待できます。 MAツールでは、このリードナーチャリングが自動化できる機能が装備されており、受信したユーザーの反応に適したメールの選択と配信なども、MAツールにて自動化可能です。 なお、初めて導入する企業のために、多種類のメールのテンプレートがMAツールにそろっています。テンプレートや文章サンプルを参考にして、企業の担当者は各段階のメールの内容をどのような文章にするかに知恵を絞ることに集中できます。 配信の自動化により余計な時間を浪費することなく、担当者は配信に関するスケジュールなどのルーティンはMAツールに任せればよいわけです。 - 3.見込客の選別作業 企業の管理担当者にとって、見込客(リード)のランク付けは重要な仕事であると同時に大変困難な作業でもあります。個人の主観に委ねられる部分があるだけに、企業としては、できるだけ客観的視点でのランク付けにしたいところでしょう。 MAツールには、この「リードの選別」を自動化できる機能が備わっており、あいまいな個人の感情を排した判定基準によって、見込度を自動的に判断ができます。 リード選別が明確になることで、見込度が低いネットユーザーが見ることが多いサイトのページについて、魅力度をあげるような工夫をする施策をとることが可能です。 このように、MAツールでのリード選別作業の自動化は、それまで見過ごされがちだった潜在的ユーザーを顕在化させるために有効に作用するといってよいでしょう。これまで「サイト離脱が早い」として無視されていたユーザーに対しても、MAツールが掘り起こしてくれることに自動化の意味があるといえます。 - 4.営業部門との連携 MAツールはマーケティング活動に威力を発揮するITツールであり、実際にMAツールをマーケティング用のツールとしてフル活用している企業も多いようです。MAツールが多くの企業で重用されているのは、MAツールが営業部門と連携できることで、営業実績の向上に大きく寄与できるという点にあります。 MAツールでは、ツールで管理されている顧客情報を、営業部門の求めに応じて適切なタイミングで提供できる仕組みが自動化されています。MAツールがホットリード(購買タイミングにある顧客)と検知した情報は、自動的に営業部門にアサイン(割り当て)されるようにプログラムされているのです。 あるいは、自社ウェブサイトへアクセスしてきたユーザーが閲覧したページによって、そこに掲載されている商品類の営業担当へ、顧客情報を自動的にアサインして知らせるという便利な機能も備えています。 アクセスユーザーのホットな情報が適切な営業部署に通知されることで、営業担当者は効率的な営業を実行できる体制が整えられる仕組みが構築されるといってよいでしょう。 - 5.レポート資料の作成 MAツールは、各種項目を分析した「レポート(報告書)」を自動的に作成し、供出する機能が装備されていることも大きな特長です。 MAツールにて自動的に収集されたデータである、「コンバージョン」「ページ閲覧」「セミナー申込」「資料ダウンロード」などの総数や率などの数値を測定し、グラフまたは表にまとめて可視化した資料を必要に応じて見られる機能です。 営業や管理において、これらのデータが自動的に整理されていつでも閲覧できることは、業務の成果を正確に把握できる利便性があります。また、業務上での大きな時間的ロスが防止できる上に、業務の改善や対策にも大いに役立つ仕組みであるといえるでしょう。 以上のように、MAツール導入前は社員が個別に時間をかけて行っていた作業が、MAツールの利用で大幅に自動化されることがよくわかります。MAツールは、無駄な時間の軽減と同時に、それまで社員の個人的感覚に頼っていた選別などを客観的に変換させるために有効であるといえるでしょう。 質問2.効果が表れる期間は? 回答: リードナーチャリングにかかる時間 MAツールの利点をいくつかあげると、まるで「魔法の道具」のように感じられるかもしれません。しかしながら、MAツールは使用をスタートしてすぐに効果が表れると思うのは大きな誤りです。 MAツールを利用して、その効果が表れるのは、各企業の業務形態や取り扱う商品やサービスなどの相違点によってかなり幅があることを知っておきましょう。 MAツールでの成果に時間を要する要因のひとつに、MAツールのスタートラインがリードナーチャリングから始まるからといえます。ナーチャリングすなわち、ネット閲覧者やイベントへの参加者を自社の優良顧客に育てるには、やはりある程度の期間を要します。 ナーチャリングに関してMAツールが時間を節約できる部分は、顧客情報の選別やランク付けなどです。これらの部分が客観的に自動化できることで、MAツールなしの場合と比べると、かかる時間は飛躍的に短縮でき、それまでかかっていた人的コストも軽減できるといってよいでしょう。 営業における時間短縮 MAツールを利用したことで体感できる大きなものは、「営業に要する時間」です。MAツールによって、効果的なリードナーチャリングが実現し、なおかつMAツールの機能にて適切なタイミングで営業へのアサインが実施されることは、かなりの時間短縮効果となり得ます。 MAツールでの効果の表れを、時間で示すには、リードナーチャリングから営業アプローチの期間を、従来のアナログ方式でかかる期間と比較し算出してみるとよいでしょう。その時間の数値が短縮されロスを無くすことができた時間であり、これを経費に換算することで、MAツールでの時間的貢献度はおのずと明確化されます。 質問3.他のツールとの連携は必要? 回答: MAツールのみの利用でOK MAツールは、特別な業務形態を敷いている企業は別にして、とくに他のツールとの連携を必要とせず、MAツールのみで顧客管理から営業支援までを一括でサポートすることが可能です。 ただし、すでにCRMやSFAなどのツールを使用中の企業に関しては、複数のツールを使うことの煩雑さと時間的ロスが生じることになります。 連携しMAツールでの一元化を MAツール導入前の段階で他のツールを使用中の企業においては、それらのツールをMAツールに連携させて一元化することが求められます。 現在、各企業でよく用いられているCRMやSFAなどのツールのほとんどが、手間をかけることも支障が起きることもなく、簡単にMAツールと連携されています。 CRM/SFA機能を備えたMAツール CRMツールは顧客管理用として、SFAは営業支援ツールとして、利用価値が高いツールです。それだけに、MAツールと連携することで各ツールの良さがさらに発揮されることでしょう。 なお、CRMもSFAもまだ導入していない企業については、新たにそれらのツールを別個に購入する必要はなく、両方のツールの機能を兼ね備えた仕様のMAツールの購入がおすすめです。 質問4.MAツール専任の担当者は必要? 回答: 結論からいうと、社内にMAツールの専任担当者がいた方がよいでしょう。MAツールは自社の業績向上に直結し得る、重要な顧客管理・リードナーチャリング・営業支援を効率よく実行するためのツールであるだけに、これを専門的に担当する社員がいることの意味はかなり大きいといえます。 MAツールは、初心者でも取り扱えることをアピールしている業者も多く存在しますが、あくまでも操作が簡単とだけ表現しているため、社内にMAツールの専任担当者が不必要という意味ではありません。 MAツールを導入するにあたっては、まずITスキルが水準以上であることと、マーケティング全般にわたる活動や方策、そして数値分析における見識が必要です。 次に、管理部門と営業部門の業務に関する知識も要求され、両部門と合同のミーティングなどでのコミュニケーション・スキルも要求されます。 MAツールの内容自体にも、業者の担当者と五分に渡り合えるくらいの知識は有しておくことが理想です。また、いざというときにはツールのメンテナンスもできるくらいのスキルが求められても不思議ではありません。 以上のように、自社にMAツールを導入し、効率的に運用する計画ならば、やはりそれなりの見識のある人物が社員として会社に常駐していることがベストと判断できます。 そのような適切な人物が在籍しなければ、外部コンサルタントなどに頼ることなく、新規に人材を雇用するのが次善の策といえるでしょう。 MAツールに関するご相談はエンバーポイントへ エンバーポイント株式会社が展開するMAツール「Engage Cros」は、本記事で紹介したように、数多くの企業から賞賛の声を多く獲得している人気ツールです。 後発のツールではありますが、既存商品のウィークポイントを徹底的に研究し尽くして開発され、利用する側のニーズに充分応えられます。 導入だけでなく、運用サポートや、コンサルティング・コンテンツ制作・配信代行など、成果最大化に寄与するサービスをワンストップで提供できるMAツールです。 他社ユーザーのペインポイントを解消するために、後続ツールだからこそ開発できた、圧倒的な使いやすさを誇るツールといっても過言ではないでしょう。 使い勝手やスペック、そしてサポート体制、それにコストパフォーマンスなど、どれをとっても顧客満足度が高く、これまでの既存ツールの運用負荷に不満を抱いている企業の方々にとっても、利用者目線で開発されたMAツールであると、自信を持って推薦できる内容になっています。 この機会に、エンバーポイント株式会社が展開する高機能なMAツール「Engage Cros」の御社への導入をぜひご検討ください。 まとめ 本記事では、MAツールに関して、その内容や導入にあたっての選択ポイント、そしてメリットとデメリット、よくある質問に対する回答例などを詳細に解説しました。 さらに、MAツールをBtoB向けとBtoC向けに区分し、それぞれのツールの特長なども詳しく紹介しています。 本記事で述べたように、MAツールの導入時には、それぞれの商品の特長をよく把握し、自社の業務や商品内容に適合したものを選択する必要があります。ただ、それだけでなく、MAツール導入の前段階で準備しておくことがあることも忘れずにいたいものです。 業種・業態を問わず、ITツールとして各企業で重用する企業が数多いMAツールだけに、導入を検討している企業の経営者や幹部・管理職の方々も多いことでしょう。本記事を参考に、自社の業務や商品・サービスに適合した、理想に近いMAツールを選択しましょう。 RELATED 2024/12/11 商談とは?流れやビジネス上の意味、営業との違いを徹底解説 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