おすすめクラウドメールサービス比較ランキング10選：法人向けの選び方も紹介

クラウドメールサービスとは

クラウドメールサービスとは、インターネット上で提供されるメールサービスです。

従来のオンプレミス型メールサーバーと異なり、クラウド上で運用されるため、物理的なサーバーの設置やメンテナンスが不要です。ユーザーは、インターネットに接続されている任意のデバイスから、メールの送受信や管理を行うことができます。

クラウドメールサービスのメリットには、以下の点が挙げられます：

• スケーラビリティ：利用する容量やユーザー数に応じて柔軟に拡張が可能。
• セキュリティ：クラウドプロバイダーによる最新のセキュリティ対策が施されており、安全に利用できる。
• コスト効率：物理的なハードウェアや保守費用が不要なため、運用コストが削減できる。
• アクセスの容易さ：場所を選ばず、どこからでもメールにアクセス可能。
• アップデートの自動化：最新の機能やセキュリティ対策が自動で適用される。

クラウドメールと他のメールサービスの違い

ここからは、クラウドメールと他のメールサービスの違いについて紹介していきます。

• クラウドメールと無料メールサービスの違い
• クラウドメールとオンプレミス型メールの違い

クラウドメールと無料メールサービスの違い

クラウドメールと無料メールサービスの主な違いは、ビジネス向けに最適化された機能とセキュリティレベルです。

クラウドメールサービスは、企業のニーズに合わせた高度な機能やカスタマイズが可能です。ビジネス用の専用サポートが提供されるため、トラブル時にも迅速な対応が期待できます。

一方で、無料メールサービスは個人利用向けであり、基本的な機能とセキュリティが提供されます。

クラウドメールとオンプレミス型メールの違い

クラウドメールサービスは、これらのデメリットを解消し、初期投資を抑えつつ、スケーラブルな運用が可能です。また、災害対策やバックアップもクラウドプロバイダーに任せられるため、信頼性が向上します。

オンプレミス型メールサービスは、自社でサーバーを設置し運用するタイプのメールサービスです。この方式は、セキュリティやカスタマイズの自由度が高い一方で、初期導入コストや運用コストが高く、専門的な知識が必要です。

オンプレミス型のメール配信システムを徹底解説！クラウド型との違いは？

【2024年最新版】タイプ別おすすめクラウドメールサービスの比較10選

ここからは、タイプ別のおすすめクラウドメールサービスについて紹介していきます。

• セキュリティ重視のおすすめクラウドメールランキング
• 問い合わせ管理に最適なクラウドメール
• 他ツール連携に強いクラウドメール

また、総合的におすすめのメール配信システムを知りたい場合は、下記の記事を参考にしてください。

【2024年】メール配信システムのおすすめ比較ランキング15選！一斉送信サービス一覧

セキュリティ重視のおすすめクラウドメール

まず、セキュリティ重視のおすすめクラウドメールを4つ紹介しましょう。

xgate4（株式会社オレンジソフト）

（引用元：株式会社オレンジソフト）

xgate4は、株式会社オレンジソフトが提供するセキュリティ重視のクラウドメールサービスです。

高度なスパムフィルタリング機能やウイルス対策機能を搭載しており、企業の重要な情報を保護します。メールアーカイブ機能や多層認証機能を備えているため、内部情報漏洩対策にも優れています。

管理者向けの詳細なログ機能もあり、セキュリティの監視と管理が容易です。

＠Securemail Plus（株式会社ケイティケイソリューションズ）

（引用元：株式会社ケイティケイソリューションズ）

＠Securemail Plusは、株式会社ケイティケイソリューションズが提供するセキュリティ重視のクラウドメールサービスです。

高度な暗号化技術を用いることで、メール通信の安全性を確保します。フィッシング対策やマルウェア対策も充実しており、ビジネスメールのセキュリティリスクを大幅に低減します。

また、管理者向けにカスタマイズ可能なセキュリティポリシー設定ができる点も魅力です。

Active! Mail（株式会社クオリティア）

（引用元：株式会社クオリティア）

Active! Mailは、株式会社クオリティアが提供するセキュリティ重視のクラウドメールサービスです。

ウイルスチェックやスパムフィルタリング機能が強化されており、安心してメールを利用できます。また、誤送信防止機能やメール誤送信時のリコール機能を備えているため、メール送信ミスによる情報漏洩リスクを最小限に抑えます。

ユーザーの利便性とセキュリティの両立を実現しています。

Cybermail Σ（サイバーソリューションズ株式会社）

（引用元：サイバーソリューションズ株式会社）

Cybermail Σは、サイバーソリューションズ株式会社が提供するセキュリティ重視のクラウドメールサービスです。

強力なフィルタリング機能や暗号化機能により、外部からの攻撃や内部の情報漏洩を防止します。さらに、メールアーカイブ機能や監査ログ機能が充実しており、企業のコンプライアンス対策にも最適です。

大規模な組織でもスムーズに導入できるよう、柔軟なプランが用意されています。

問い合わせ管理に最適なクラウドメール

次に、問い合わせ管理に最適なクラウドメールを4つ紹介しましょう。

Re:lation （株式会社インゲージ）

（引用元：株式会社インゲージ）

Re:lationは、株式会社インゲージが提供する問い合わせ管理に最適なクラウドメールサービスです。

多機能なチケット管理システムを搭載しており、問い合わせの優先順位や担当者の割り当てを効率的に行えます。さらに、リアルタイムでのステータス更新やチーム内のコメント機能により、スムーズな情報共有が可能です。

顧客対応の品質向上を目指す企業にとって、非常に有用なツールです。

メールディーラー（株式会社ラクス）

（引用元：株式会社ラクス）

メールディーラーは、株式会社ラクスが提供する問い合わせ管理に最適なクラウドメールサービスです。

メールの自動振り分け機能やテンプレート管理機能を搭載しており、大量の問い合わせに対して迅速かつ効率的に対応できます。また、全てのメールを一元管理することができるため、顧客対応の履歴を簡単に確認することができます。

導入も簡単で、操作性にも優れているため、多くの企業に支持されています。

メールワイズ（サイボウズ株式会社）

（引用元：サイボウズ株式会社）

メールワイズは、サイボウズ株式会社が提供する問い合わせ管理に最適なクラウドメールサービスです。グループウェアとの連携が強力で、社内の情報共有やタスク管理が円滑に行えます。

メールの自動振り分け機能やアーカイブ機能を備えており、メール対応の効率化と品質向上を実現します。特に複数の担当者が関わるプロジェクトやチームでの対応に適しています。

Zendesk（株式会社Zendesk）

（引用元：株式会社Zendesk）

Zendeskは、株式会社Zendeskが提供する問い合わせ管理に最適なクラウドメールサービスです。統合されたカスタマーサポートプラットフォームとして、メールだけでなく、チャットやSNS、電話などの複数のチャネルからの問い合わせを一元管理できます。

自動化されたワークフローや詳細なレポート機能により、サポートチームのパフォーマンスを最適化します。

規模の大きな企業から中小企業まで、幅広いニーズに対応可能です。

他ツール連携に強いクラウドメール

最後に、他ツール連携に強いクラウドメールを2つ紹介しましょう。

Gmail（Google Workspace）（Google/NTTコミュニケーションズ）

（引用元：エヌ・ティ・ティ・コミュニケーションズ株式会社）

Gmailは、Google Workspaceの一部として提供されるクラウドメールサービスであり、他ツール連携に非常に優れています。

Googleカレンダー、Googleドライブ、Google Meetなど、Googleの各種サービスとシームレスに連携できるため、業務効率が大幅に向上します。

さらに、高度な検索機能やスパムフィルタリング機能が備わっており、メール管理が簡単です。Google Workspaceの一環として、企業の規模や業種に関わらず柔軟に対応可能です。

Microsoft 365（日本マイクロソフト株式会社）

（引用元：日本マイクロソフト株式会社）

Microsoft 365は、日本マイクロソフト株式会社が提供するクラウドメールサービスで、Outlookを中心に強力な他ツール連携を実現しています。

Microsoft Teams、OneDrive、SharePointなどとスムーズに連携でき、プロジェクト管理やドキュメント共有が効率化されます。

さらに、ExcelやWordとの統合により、メール本文から直接ファイルを編集・共有することが可能です。

ビジネスニーズに応じた豊富なプランが用意されていて、さまざまな規模の企業や組織で利用されています。

法人向けクラウドメールサービスの選び方：判断基準となる5つのポイント

ここからは、クラウドメールサービスの選び方について紹介していきます。

1. 必要な機能が揃っているか
2. セキュリティ対策は十分か
3. 他ツールとの連携性は高いか
4. 導入・管理のしやすさ
5. コストパフォーマンス

1. 必要な機能が揃っているか

法人向けクラウドメールサービスを選ぶ際には、まず必要な機能が揃っているか確認しましょう。

基本的なメール送受信機能に加え、スパムフィルタ、ウイルス対策、データ暗号化などのセキュリティ機能も重要です。また、複数人でのメール管理やタスク管理が可能な機能も便利です。

2. セキュリティ対策は十分か

セキュリティは、クラウドメールサービス選定の最重要ポイントです。データの暗号化、二要素認証、不正アクセスの監視など、万全のセキュリティ対策が施されているサービスを選びましょう。

特に、機密情報を多く扱う場合は、セキュリティレベルの高いサービスがおすすめです。

3. 他ツールとの連携性は高いか

他のビジネスツールとの連携性も考慮しましょう。

例えば、カレンダーやタスク管理ツール、ファイル共有サービスとの統合がスムーズにできると、業務効率が大幅に向上します。

Google WorkspaceやMicrosoft 365など、統合性の高いサービスは特におすすめです。

4. 導入・管理のしやすさ

クラウドメールサービスは、導入や管理のしやすさもポイントになります。

直感的な操作性や分かりやすい管理画面が提供されているか、またサポート体制が整っているか確認しましょう。

初めてクラウドメールサービスを導入する場合でも、スムーズに運用を開始できるサービスを選ぶことをおすすめします。

5. コストパフォーマンス

最後に、コストパフォーマンスも重要な判断基準です。

月額料金や初期費用だけでなく、長期的な運用コストも考慮しましょう。無料トライアルやお試しプランを活用して、実際の使用感やコストに見合う価値があるかを評価することをおすすめします。

クラウドメールサービス導入のメリット・デメリットとは？

クラウドメールサービスの導入には多くのメリットがありますが、デメリットも考慮する必要があります。主要なメリットとデメリットをまとめました。

メリット

• コスト削減：オンプレミス型のようなハードウェア購入や保守費用が不要で、運用コストが大幅に削減されます。
• 柔軟性：ユーザー数や容量の拡張が容易で、ビジネスの成長に合わせてスケーラブルに対応可能です。
• アクセスの自由度：インターネットに接続できる環境であれば、どこからでもメールの送受信が可能です。
• 自動アップデート：常に最新の機能やセキュリティ対策が自動で適用されるため、安心して利用できます。
• セキュリティ：専門のクラウドプロバイダーによる高度なセキュリティ対策が施されています。

デメリット

• インターネット依存：インターネット接続がないと利用できないため、回線トラブル時に影響を受けます。
• データ管理：データの管理を第三者に委ねるため、重要情報の取り扱いには慎重さが求められます。
• カスタマイズの制限：サービスによってはカスタマイズの自由度が限られることがあります。

これらのメリットとデメリットを十分に比較検討し、自社にあったクラウドメールサービスを選んでください。

まとめ：自社に最適なクラウドメールサービスを選ぼう

クラウドメールサービスの選定は、ビジネスの効率やセキュリティに直結する重要な決定です。

この記事では、クラウドメールサービスの基本的な特徴や、他のメールサービスとの違い、おすすめのクラウドメールサービス、そして選定基準となるポイントを解説しました。

ぜひこの記事を参考に、自社のニーズや環境に合ったクラウドメールサービスを導入して、ビジネスの成功を目指してください。