BLOG SPF (Sender Policy Framework)とは?仕組みを解説 コラム・TIPS セキュリティ HOME ブログ コラム・TIPS SPF (Sender Policy Framework)とは?仕組みを解説 SPF (Sender Policy Framework)とは?仕組みを解説 UPDATE:2024/03/27 目次 コラム・TIPS セキュリティ この記事をシェアする 記事トップ SPFとは「Sender Policy Framework」の略で、なりすましメールなどを防ぐために使われる機能です。 本記事では、SPFの基本的な仕組みや注意点などを紹介します。 「IT関連に詳しくない」といった方も理解しやすいよう、分かりやすく解説していきます。 SPF (Sender Policy Framework)とは? SPFとは「メールの送信元が正しいかどうかチェックできる機能」のことを指します。 例として、○○株式会社からのメールを受け取ったとしましょう。しかし、メールは送信元を書き換えることができるため、見た目だけでは本当に○○株式会社からのメールかどうかを判断することはできません。 近年では、有名な会社の名前を語るなど、巧妙に作られたなりすましメールが送信されています。特に、送信元を偽装したメールを送りつけ、クレジットカードの番号などの情報を盗む「フィッシング詐欺」が問題になっています。 SPFはメールサーバーを利用することで、送信元が正しいかどうかチェックします。先程の例だと「このメールは本当に○○株式会社から送信されたものかどうか?」という点を自動で判断します。送信元が異なる場合は受信を拒否し、なりすましメールによる被害を防ぎます。 SPFの仕組み SPFの仕組みを送信側と受信側の2つから、流れに沿ってご紹介します。 送信側:メールを送信したことを記録する メールの送受信の際は、IPアドレスとドメイン名の紐付けなどを管理する「DNSサーバー」が使われます。 メールを送信する時は「このメールはこのメールサーバーから送られます」といった記録をDNSサーバーに残します。この記録はSPFレコードと呼ばれ、記録することでメールサーバーがメールを送信したことを把握した状態となります。 受信側:記録からメールの正当性をチェックする 受信側はDNSサーバーのSPFレコードをチェックすることで、メールが正当な送信元かどうか確認します。 具体的には、SPFレコードの内容と、そのメールが送られてきた際のメールサーバーを比較します。メールを送ってきたメールサーバーがSPSレコードに記録されていれば、正当なメールと判断し、メールを受信します。そうでなければ怪しいメールと判断し、受信を拒否します。 SPFを利用する上での注意点 SPFを活用していると、転送時は送信元の情報を書き換える必要があります。例えば、社員Aが社員Bにメールを送ったと仮定します。この時、社員Bが社員Cにメールを転送する場合には注意が必要です。 メールの送信元の情報は社員Aのままになっていますが、実際にメールを送信したのは社員Bです。誤った送信元から送信されていることになるため、受信を拒否されることがあります。同様に、会社のメールの送受信にプライベートで利用しているメールサーバーを利用すると、SPFの認証ができず、メールが拒否されてしまいます。 また、会社で導入する際は全社で導入することが求められます。SPFは受信側と送信側の両方で導入する必要があるためです。どちらか片方が導入していなければ、安全なメールであると判断できません。SPFを適切に利用し、セキュリティ面のリスクを軽減するためにも、関係する社員に対して漏れなく導入するようにしましょう。 まとめ SPFはメールの送信元が正当かどうかチェックできる機能で、なりすましメールを防ぐ目的で導入されています。セキュリティ対策を万全にするためには、会社で欠かさず導入しておきたい機能です。 本記事の注意点などを参考にSPFを導入し、万全なメール環境を構築していきましょう。 RELATED 2024/08/27 Gmailで一斉送信する方法を徹底解説!グループ作成やCc・Bccの使い分けも紹介 コラム・TIPS メール配信システム 2024/08/22 SFAとは?意味や営業活動を変革する最強ツールを徹底解説 コラム・TIPS マーケティングオートメーション 2024/08/22 クロスSWOT分析とは?やり方や事例、フレームワークの活用方法を徹底解説 コラム・TIPS 分析 記事一覧 ブログトップ TAG メールマーケティング メールコミュニケーション クリエイティブ メール配信システム マーケティングオートメーション SMS メルマガ 戦略立案 オペレーション 効果検証 分析 開封 コンバージョン LTV アプリ開発・運用 セキュリティ SERVICE Mail Pulisher Smart Edition 業界最高水準のメール配信システム Mail Pulisher Transaction 遅延なく確実に届ける高水準メールリレーサービス Form Factory フォーム・アンケート作成/メールCRMシステム メール配信システム導入からコンサルティング、コンテンツ制作支援などメールマーケティング支援サービスも行います。お問い合わせ・資料請求はこちらまで お問い合わせフォーム