ネイティブアプリとは?ほかのアプリとの違いやメリット・デメリットを解説
ネイティブアプリとは、Google PlayやApp Storeなどからダウンロードして使うアプリのことです。WEBアプリやハイブリットアプリの概要、それぞれのメリット・デメリットを確認し、仕事に活用できるようになりましょう。アプリについて知りたい方はぜひ参考にしてください。
ネイティブアプリ開発をおこなうメリット

ネイティブアプリに限らず、ネイティブアプリ開発をおこなうことは企業にとって大きなメリットがあります。そのメリットとは以下のとおりです。
- 認知度が上がること
- 満足度が上がりやすいこと
- ユーザーとの接点を持ちやすくなること
マーケティング調査会社によると、ユーザーがスマートフォンを触る時間のほとんどは、アプリを使っている時間がしめているという調査結果が出ています。ユーザーが親しんでいるアプリという形でサービスを提供することで、スマートフォンユーザーと接点が持てるようになり、認知度向上が期待できるのです。
ユーザーがアプリをダウンロードすると、ホーム画面などにアイコンが表示されるようになり、ユーザーの目に留まりやすい状態にできます。アプリはWEBサービスよりもユーザーからの反応がいいといわれており、ニーズを反映しやすく、顧客満足度アップにも繋がるでしょう。
また、アプリでのサービス提供をおこなっていれば、顧客に対してプッシュ通知で情報をダイレクトに送信できるようになります。プッシュ通知で送るとメルマガ配信をおこなうよりもクリック率が4倍以上増えるといったデータがあり、効果的なマーケティングが期待できるでしょう。
ネイティブアプリの特徴とメリット・デメリット

ネイティブアプリはOSにあわせて開発するため機能性のよいアプリを作れるものの、ダウンロードが必要となることが特徴です。開発するアプリの種類には、ネイティブアプリのほかにもWEBアプリやハイブリットアプリ、PWAがあります。
それぞれのアプリごとの特徴や、メリット・デメリットを詳しくチェックし、自社にとってぴったりのアプリの種類を見つけていきましょう。まずはじめに、スマートフォンでよく使われているネイティブアプリについてご説明します。
ネイティブアプリの特徴をチェック
とくに大きなネイティブアプリの特徴は、アプリケーションストア経由でダウンロードをおこなって利用する点です。アプリケーションストアとは、グーグル社のGoogle Playやアップル社のApp Storeなど、スマートフォンやタブレット型端末などでアプリをダウンロードするための配信サービスのことを指します。
もともと特定のOS専用で使うことを想定されているアプリであるため、カメラなどのOS自体の機能が十分に活用可能です。ネイティブアプリとして開発した場合には、ユーザーが使い始める前にダウンロードする必要があります。しかし、その後は高速で立ち上げられたり、オフラインでの利用ができたりといったメリットがあるのです。
ネイティブアプリにするメリット
ネイティブアプリにした場合には、以下のとおりたくさんのメリットがあります。
- アプリの立ち上げ動作が早いこと
- 操作性がいいこと
- カメラやGPS、連絡先などのデバイスが持っている機能と連携できること
- アプリ内課金が可能になること
- 継続的な利用を促しやすいこと
- 認知施策としての効果もあること
このように、ネイティブアプリであれば活用できる機能が多くサクサク動かせる点や、期待できる効果が多いことがメリットです。
ネイティブアプリにするデメリット
反対に、ネイティブアプリにした場合のデメリットは以下のとおりです。
- ユーザー獲得が難しいこと
- ダウンロードの手間があること
- 審査があること
- 開発コストが高くなりやすいこと
- 課金アプリはストア側へ支払う手数料が発生すること
ネイティブアプリを提供する場合は、リリース前にGoogle PlayやApp Storeなどのアプリケーションストアでの審査を必要とします。アプリケーションストア内のキーワード検索でユーザーを獲得できるようになるものの、検索や広告でユーザー獲得するためには高額なコストが必要です。コスト削減を狙う場合は、WEBサイトからアプリのダウンロードを促すようにすることをおすすめします。
WEBアプリの特徴とメリット・デメリット

WEBアプリは、ブラウザから利用できるアプリです。ネイティブアプリと違って、スマートフォンなどの端末にダウンロードをしなくても使えます。しかし、ネイティブアプリと比較すると、WEBアプリは使える機能が少ないです。
それでは、WEBアプリについても特徴とメリット・デメリットをそれぞれチェックしていきましょう。
WEBアプリの特徴をチェック
WEBアプリのとくに大きな特徴は、ダウンロードせずにインターネットに接続したブラウザ上で使用可能となるアプリであることです。WEBサーバー上にプログラム本体がある状態のアプリで、SafariやGoogle Chromeなどのブラウザから利用します。ダウンロードせずに手軽に使えるものの、ネイティブアプリと同じようにデザインしてあったとしても使える機能が少ないというのが特徴です。
なお、代表的なWEBアプリにはGmailやYouTubeなどがあります。
WEBアプリにするメリット
WEBアプリにした場合にも、以下のようなたくさんのメリットがあります。
- 低コストで開発可能であること
- 開発するための工数が少なくて済むこと
- 新規機能の追加がおこないやすいこと
- プラットフォームによる審査がなくなること
- 課金手数料が必要ないこと
- 端末のOSアップデートの影響によるリスクがほとんどないこと
- 検索エンジンを使った集客が可能になること
このように、WEBアプリにはコストや手間を抑えてアプリが作れるというメリットがあるのです。
WEBアプリにするデメリット
反対に、WEBアプリにすることにもデメリットがあります。ネイティブアプリと比較した際のWEBアプリのデメリットは以下のとおりです。
- ネイティブアプリほど多くの機能があるものはほぼないこと
- 動作速度が遅くなりがちであること
- ウイルスなどの脅威が高まること
- 情報流出の脅威が高まること
- 継続的な利用の促進がしづらいこと
WEBアプリとして提供した場合には、ずっとネットに接続した状態になるため、ネイティブアプリと比べるとウイルス感染や情報流出がおこる脅威が高まります。ブラウザ上で利用するアプリという特性上、利用者が使っているネット環境がよくない状態であれば通信速度が遅くなり、アプリの動作に影響が出てしまうこともデメリットです。また、使うブラウザの種類によって使えるサービスにも差が出ます。
ハイブリットアプリの特徴とメリット・デメリット

続いて、ハイブリットアプリについても特徴とメリット・デメリットをそれぞれチェックしていきましょう。ハイブリットアプリは、先述した2つの種類のアプリが持っているそれぞれの特徴を両方とも混ぜ合わせたようなアプリです。
プッシュ通知も可能でWEBアプリよりも機能性がよく、ネイティブアプリと比較するとOSのアップデートの影響を受けにくいなどのメリットがあります。反対に、ハイブリットアプリはネイティブアプリよりも機能性が劣り、WEBアプリと違ってダウンロードが必要となるなどがデメリットです。
それでは、ハイブリットアプリの特徴などを理解していきましょう。
ハイブリットアプリの特徴をチェック
ハイブリットアプリの特徴は、ネイティブアプリとWEBアプリそれぞれのメリットを兼ね備えたようなアプリであることです。WEBアプリをベースに、ネイティブアプリで使うようなデバイス機能が利用できます。ブラウザ上ではなく、OS標準搭載のWebViewで起動することも特徴のひとつです。
アプリのダウンロードはするものの、コンテンツの情報は必要になった際にそのつどWEBから参照することになります。WEBサイト構築時に使う言語を利用しての開発が可能で、開発の工数や費用が軽減可能です。
ハイブリットアプリにするメリット
ハイブリットアプリにした場合には、以下のようなメリットがあります。
- アプリケーションストアを通すため安全性が証明しやすいこと
- ネイティブアプリよりアップデートが容易であること
- ネイティブアプリと比べてOSアップデートの影響を受けにくいこと
- プッシュ通知機能を使えること
- iOSとAndroidどちらのOSでも使用できること
- WEBアプリよりは動作が速いこと
ハイブリットアプリはマルチプラットフォームであるため、iOSでもAndroidでもOSの種類に関係なくアプリの利用ができます。マルチプラットフォームとは、OSやソフトウェアが違うシステムであっても使え、クロスプラットフォームとも呼ばれるものです。
ハイブリットアプリにするデメリット
ハイブリットアプリにするデメリットは以下のとおりです。
- ネイティブアプリよりも動作速度が遅くなること
- ネイティブアプリよりも機能性が劣ること
- 機能に制限があること
- iOSやAndroidのアプリならではのメリットが出しづらいこと
- WEBやSNS上のサービスとの違いが出しづらいこと
- ストアの手数料や審査が必要になること
- ダウンロードの手間が必要であること
ハイブリットアプリはストアを経由して提供をおこなうため、審査や手数料が必要です。また、ネイティブアプリと同じくユーザーにダウンロードをしてもらう手間がかかります。
PWAの特徴とメリット・デメリット

PWAについても特徴とメリット・デメリットをそれぞれチェックしていきましょう。PWAは、正式には『Progressive Web Apps』といいます。
モバイルに向けて作られており、WEBサイトでありながらネイティブアプリと似たイメージで操作ができるものです。オフラインの状態でも使えるようになるなどのメリットがあります。反対に、ネイティブアプリよりも機能性が劣る点などがPWAのデメリットです。
それでは、PWAの特徴などを確認していきましょう。
PWAの特徴をチェック
PWAとは、WEB上で利用するアプリであるものの、ネイティブアプリのように使えるようにしてあるアプリのことです。ハイブリッドアプリと似てはいるものの、OS標準搭載のWebViewで動くハイブリットアプリと違い、PWAはブラウザ上で表示されます。
PWAとして認められるためには、以下のチェック項目を満たす必要があります。
- 動作がスムーズであること
- 機能性がいいこと
- コンテンツを検索エンジンで検索できること
- URLを送ればアプリの共有が可能であることなど
PWAにするメリット
PWAにするメリットは以下のとおりです。
- スマートフォンのホーム画面にアイコンを追加できること
- 端末に保存してオフラインの環境下でも利用可能になること
- iOSとAndroid両方のデバイスで使えること
- ダウンロードしなくてもURLから起動できること
- アプリケーションストアによる審査がないこと
PWAであれば、アプリをダウンロードせずにブラウザのページをホーム画面に追加すればいつでも利用でき、アプリを利用してもらうまでのハードルを下げられます。
PWAにするデメリット
PWAにするデメリットは以下のとおりです。
- コーディングが不要なネイティブアプリと比較すると、開発コストがかかる可能性があること
- エンゲージメントが強化しにくいこと
- データ量をなるべく削減したサービスが多いため、ネイティブアプリよりも機能性が劣ること
また、PWAとして認められるための要件のひとつにプッシュ通知ができることというものがありますが、iOSではまだプッシュ通知の対応ができません。iOS向けのサービスはPWAとみなされないという注意点があります。
アプリの種類にあわせたおすすめのサービス

このように、アプリの種類にはネイティブアプリとWEBアプリ、ハイブリットアプリ、PWAの4つの種類があり、それぞれにメリットやデメリットが異なります。特徴の違いによっておすすめのサービスも異なるため、作りたいサービスにあわせてアプリの種類を選びましょう。
それでは、どのようなアプリを求める方にどのアプリの種類がおすすめなのか、どのようなサービスをおこないたいときにどのアプリの種類があっているのか、アプリの種類ごとのおすすめをご紹介します。
ネイティブアプリがおすすめのサービス
ネイティブアプリがおすすめなのは、高機能なサービスです。高機能なサービスを提供したい場合には、OSの機能をしっかりといかせるネイティブアプリにしましょう。
カメラやジャイロセンサー、GPSなどの端末のさまざまな機能を活用できます。また、最初にダウンロードをおこなっている分、立ち上げやアプリの動作がスムーズです。
このように、機能性や操作性にこだわる方にはネイティブアプリがおすすめといえます。また、オフラインでも利用ができるようにしたい場合でもネイティブアプリを選択するといいでしょう。
WEBアプリがおすすめのサービス
WEBアプリがおすすめのサービスは、ニュースサイトなどの端末の性能や機能性をあまり重視しなくても使えるようなものです。コストを抑えながらのアプリ開発ができるため、開業の際や新規事業の立ち上げの際に、スモールスタートでおこないたいケースなどにおすすめします。開発工程を減らしてスピーディーにアプリ開発できるため、できるだけ早めにリリースしたい場合にもいいでしょう。
ユーザーが利用するブラウザによって使える機能が異なるといった注意点があり、push 通知機能が使えない場合があるなど、継続利用を促しにくいことには気を付けておきましょう。継続して利用してもらうよりも、必要になったときに使ってもらえればいい場合にはおすすめです。
ハイブリットアプリがおすすめのサービス
ハイブリットアプリがおすすめのケースは、既にWEBでのサービスを実施している場合や、iOSにもプッシュ通知を送りたい場合などです。
ちなみに、ネイティブアプリであってもiOSにプッシュ通知を送信できます。ネイティブアプリにするかハイブリットアプリにするかは、高機能でなくてもいいか、スマートフォンならではの体験ができるようにするかどうかで決めましょう。
また、ハイブリットアプリはある程度テンプレートが決まっているため、ネイティブアプリよりも開発のハードルを低くできます。しかし、デザインなどのカスタマイズ性が低くなるという違いもあるため、自由度が高いアプリ開発が必要かどうかもチェックしておきましょう。
違いを理解して自社にあったアプリを作ろう

アプリ開発をすることによって、認知度が上がったり、満足度が上がりやすくなったり、ユーザーとの接点を持ちやすくなったりという企業にとってのメリットがあります。アプリの種類にはネイティブアプリとWEBアプリ、ハイブリットアプリ、PWAがあり、それぞれに特徴が異なるため、自社の状況や提供したいサービスにあわせて選択しましょう。
例えば、ネイティブアプリは動作がスムーズでありながら高機能のアプリが開発できます。WEBアプリは機能性や操作性はネイティブアプリに劣るものの、開発に必要なコストを抑えてスピーディーにリリースが可能です。ハイブリットアプリやPWAは先述した2つのアプリの特徴を組み合わせたようなイメージでアプリ開発ができます。
開発するアプリの種類ごとの特徴やメリット・デメリットを知り、自社の希望にあったアプリを作りましょう。
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